Episode３３ ページ35
私の予想通りと言っちゃあれだけど…速攻を仕掛けたお茶子ちゃん。
そこまでは良かったけど、それを上回る反射神経を爆豪くんは持ち合わせていたらしい…。
その後も突進し続け空中に武器を蓄え落下させると言うなんとも捨て身の策を使ったけど、爆豪くんの大爆発によって失敗に終わりお茶子ちゃんは
《ああ麗日…ウン、爆豪一回戦とっぱ。》
《ちゃんとやれよやるなら…。》
マイクさんと相澤さんのコントにも思える会話が聞こえてくるなかで、緑谷くんはお茶子ちゃんを励ましに控え室に向かう。
君も行かないか、と緑谷くんに誘われたけどなんて声を掛けたらいいのか分からないのと、次の対常闇くんの攻略法を考えるので精一杯だと断ることにした。
控え室に入って、甘めのミルクティーをお供に脳を働かせる。
(
写輪眼を使ってしまえば、だれ相手だろうが一瞬で勝負はつくだろうけど目立たずに終わってしまう。
『よし！』
頬を両側から叩いて気合を入れると、緑谷くんの試合を見るために控え室を後にした。
｢君の！力じゃないか！！｣
(結局、途中からしか見れなかったけど…これどう言う状況？)
もう既にボロボロで立っているのもやっとの状態の緑谷くんは、それでもなお轟くんに立ち向かって行った。
『…
清々しい表情の轟くんを見て、ほんの少し安堵の息を吐く。
(ここからだよ、轟くん。)
結果、爆風によって飛ばされた緑谷くんが場外で敗退となった。
『…次は爆豪くんと切島くんか。』
ステージの補修タイムが設けられたので緑谷くんのお見舞いに行こうと思ったけど、目の前に立ち塞がる人を見て諦めることにした。
｢おい、お前。個性はなんだ。｣
『…エンデヴァーさん。』
轟くんから聞いてはいたけど百聞は一見にしかずとはまさにこの事。
轟々と燃える炎、強靭な肉体…劣るものと言えば愛想くらいだ。
何に、なんてもちろんオールマイトさんにだけど。
『内緒です。』
この人との言い争いほど不毛なものはないと判断して、瞬身の術で保健室に直行した。
『緑谷くん大丈夫…じゃ無さそうだね。まったく無茶するよ。』
｢Aさん！？え、いま、どこから…え！？｣
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槐(プロフ) - れのさん» コメントめちゃくちゃ嬉しいです！もうすぐ続編いきます…笑 (2017年10月19日 16時) (
レス) id: 3f77ac56bb (このIDを非表示/違反報告)
れの - めっちゃ続き楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2017年10月19日 1時) (レス) id: c0904a4465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：槐 | 作成日時：2017年9月15日 21時
