Episode３１ ページ33
『あれ…？』
そこで私は強烈な違和感に気付くこととなる。
(個性の発現は４歳まで…じゃあ何であんなに
考えても答えは出ず、仕方なく今は目の前のバトルに集中することにした。
《お待たせしました！！続きましては〜
こいつらだ!
優秀！！優秀なのに拭いきれぬその地味さは何だ！
ヒーロー科、瀬呂範太!!
３位・２位と強すぎるよ君！
同じくヒーロー科、轟 焦凍!!
START!》
開始早々に瀬呂くんの個性によって拘束された轟くんはそのまま超巨大な氷の壁を作り出した。
半身が凍ったミッドナイトが寒がりながら動けるかの確認をするけど当然動けるはずもなく、瀬呂くんは行動不能で敗退…そして響くどんまいコール。
謝りながら自身の氷を左の炎で溶かす轟くんの背中は瀬呂くんの凍傷と同じくらい痛々しかった。
《ステージを渇かして次の対決！！
B組からの刺客！！キレイなアレにはトゲがある！？
塩崎 茨!
スパーキングキリングボーイ！上鳴電気!!》
手を挙げて何かを話す塩崎さんにマイクさんが焦ったように謝る声が聞こえた。
(なんか気に食わなかったのかな…？)
《すっ、ＳＴＡＲＴ！！》
『なんか話してるみたいだけど聞こえない…あ、負けた。』
《瞬殺！！あえてもう一度言おう！瞬殺！！
二回戦進出、塩崎さん！》
両手を胸に添えて天を仰ぐ姿がさながら女神のようで、綺麗だと思う。
(あ、そろそろ…。)
『緑谷くん、お茶子ちゃん。私もうすぐ出番だから体動かしてくるね！』
｢うん！頑張ってね、Aちゃん！｣
｢ぼ、僕も応援してるね！｣
親指を立てて、その場を後にして静かなところへと向かう。
『ふぅ…。』
チャクラを足に集めて目の前の木の一番上まで歩いていき、ゆっくりと下りる。
何度か繰り返して万全を期した所で名前を呼ばれた。
《1Aうちは何処だぁぁぁぁぁ！？》
瞬身の術で試合会場にひとっ飛び。
《さァ次は女同士のバトルだぁぁぁぁ！！
酸をぶちまけるクレイジーガール！！
芦戸三奈!
教師陣もドン引きの強さ！！か弱いなんて言わせねぇぇぇ！！
うちはA!!》
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槐(プロフ) - れのさん» コメントめちゃくちゃ嬉しいです！もうすぐ続編いきます…笑 (2017年10月19日 16時) (
レス) id: 3f77ac56bb (このIDを非表示/違反報告)
れの - めっちゃ続き楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2017年10月19日 1時) (レス) id: c0904a4465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：槐 | 作成日時：2017年9月15日 21時
