Episode２８ ページ30
『これは……。』
ハートの形をしたおかずのオンパレード。
｢マイク、ふざけてんのか？あ？｣
｢いやいやマジだから！！強いし、可愛いしAちゃん最高だぜぇぇぇ！！！｣
鈍い音を立てて、相澤さんの渾身の手刀がマイクさんの後頭部にめり込んだ。
｢いってぇぇぇ！？何すんだよイレイザー！！｣
｢うるせぇなとっとと飯食え。｣
ズボ、とマイクさんの口に大きめのサンドイッチが詰め込まれる。
あ、めっちゃ苦しそう…。
｢Aも早く食べとけ。｣
『はい。マイクさん、お弁当ありがとうございます。』
数多のハートには敢えて突っ込まずに箸をつけた。
『…おいしい！』
｢だろォ！！？愛がこもってるから…って、いってぇよイレイザー！！｣
小気味よい音を立てて、再び頭を叩かれたマイクさん。
(この人も懲りないなぁ…、そして相澤さんも容赦ない。)
その後もちょっかいをかけられたものの、もぐもぐと食べ続けてあっという間に完食した。
『ごちそうさまでした。マイクさんめちゃくちゃ美味しかったです！』
｢な、なら良かったぜ…！｣
叩かれすぎたせいか相澤さんを見ながら、慎重に言葉を選ぶマイクさんはまるで叱られた子犬みたい。
｢ま、腹も膨れたことだしAは他の奴らんとこ戻っとけ。午後からはハードになるぞ。｣
『了解です！お邪魔しました。』
部屋を後にしてその足でお茶子ちゃんの元へ行くと何故か皆してチアガールになっていた。
『えっと…？』
｢あ、Aちゃん！なんか相澤先生からの言伝で午後は女子全員これで応援合戦するらしいよ！｣
(え、さっきまで一緒にご飯食べてたけどそんな事一言も言ってなかった。もしかして…、)
『それ、誰からの言伝なの？』
｢峰田くんだって。｣
だろうな！！それ絶対ウソだよ、なんで峰田くんの言葉信じちゃうかな！？
『そ、なんだ。お茶子ちゃんよく似合ってて可愛いよ！』
｢そうかな？えへへ、ありがとう！じゃあこれ、はい！｣
そう言って差し出されたのは、お茶子ちゃんが着ているものと同じもの。
『え…？』
｢
にっこりと笑ったお茶子ちゃんは可愛い…可愛いけど！！
なんだろうこの威圧感…！
まぁ結局_________、
『…着替えてくるね。』
折れたわけなんだけど。
『おへそ出るし、スカート短いし…もう無理…。』
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槐(プロフ) - れのさん» コメントめちゃくちゃ嬉しいです！もうすぐ続編いきます…笑 (2017年10月19日 16時) (
レス) id: 3f77ac56bb (このIDを非表示/違反報告)
れの - めっちゃ続き楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2017年10月19日 1時) (レス) id: c0904a4465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：槐 | 作成日時：2017年9月15日 21時
