Episode２３ ページ25
(結構高くまで飛んじゃったな…。ここまで来たら後はもうパフォーマンスだ。)
『
印を見られると大抵の術は対処出来てしまう、そう教わっても苦手だった水遁系の術をこうも軽やかに成功出来るとは…。
大きく息を吸った私の口から次に出てきたのは、
________大量の水だった。
《おいおいおい…嘘だろ…、俺は夢でも見てんのかぁぁぁ！！？》
やっぱり得意じゃ無い分、威力は劣るけどアピールに使うにはもってこいだ。
チャクラを足に集中させて出した水の上に立って、そのままスタジアムに戻り地面に足をつけた。
《い、１ーＡうちはA！！圧倒的な強さを見せつけて今スタジアムへと還ってきたぁぁぁ！！！》
(まぁ、及第点ってところかな。)
《続くようにしてやってきたのは、同じくＡ組！！とんでもねぇダークホース、緑谷出久だぁぁぁ！！！》
『…緑谷くん、早かったね。』
｢いやっ、たまたまだよ！運が良かっただけで！！｣
(それにしても私が水遁を使ってる時にはまだ地雷原の入口にも届かない場所に居たはずなのに、何でこんなに差がないんだ…？)
と、そんな時に百ちゃんが腰に峰田くんを引っつけて還ってきた。
｢くっ…こんなハズじゃあ………！｣
｢一石二鳥よオイラ天才！｣
『峰田くん…。』
顔を歪ませて峰田くんを睨みつける百ちゃんに思わず同情した。
…百ちゃん可哀想だな。
｢ようやく終了ね。それじゃあ結果をご覧なさい！｣
ミッドナイト先生の声と共に結果がスクリーンに表示されていく。
当然、私は１位だった。
｢予選通過は上位42名！！！残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい！まだ見せ場は用意されてるわ！！
そして次からいよいよ本選よ！！ここからは取材陣も白熱してくるよ！キバリなさい！！！｣
腹痛と戦いながらも悔しそうな顔を滲ませる青山くん。
どうやらＡ組で予選通過出来なかったのは彼だけらしい。
(どんまい、としか言いようが…。)
言ったところで嫌味にしかならないのは分かりきっているので口には出さないでおく。
｢さーて第二種目よ！！私はもう知ってるけど〜〜〜…
何かしら！！？言ってるそばから…コレよ！！！！｣
『次は…騎馬戦かぁ。ということは…団体戦ってこと？』
その言葉に目の前の爆豪くんがピクリと反応した。
｢おい、A。｣
______嗚呼、嫌な予感。
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槐(プロフ) - れのさん» コメントめちゃくちゃ嬉しいです！もうすぐ続編いきます…笑 (2017年10月19日 16時) (
レス) id: 3f77ac56bb (このIDを非表示/違反報告)
れの - めっちゃ続き楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2017年10月19日 1時) (レス) id: c0904a4465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：槐 | 作成日時：2017年9月15日 21時
