Episode14 ページ15
「あーあ来ちゃったな…ゲームオーバーだ、帰って出直すか。黒霧…」
途端、スナイプ先生の銃が火を噴いた。
「ぐっ!!!」
四肢を撃たれて見悶えることも出来ない死柄木を守るように黒い霧が包み込む。
_____そして、私もまたその霧に覆われていた。
「我々には貴方の力が必要なんです…!」
訴えるような黒霧の叫び声に思わず振り向くと、間近でにやりと笑う死柄木と目が合った。
『な、に…。』
逃げる事も忘れて弱々しく掠れた声にさらにくしゃりと顔を歪めた彼の指が私の目元へと充てられて、
「…___________________?」
耳元で囁かれた言葉が頭をぐるぐると周り、意識が保てない。
『なんで、あなたがそれを…、』
爐泙燭有畍パクでそう言って彼らはワープをしてどこかへ去って行った。
「……。」
その後、警察がきて脳無は回収された。
相澤先生も後遺症は残ったけど私の医療忍術で大方治っていたので、怪我人と言えるのは緑谷くんとオールマイトさんと13号先生だけだった。
「…、A。ちょっと話がある。」
『…相澤、さん。』
嫌だ、なんて言える雰囲気では到底なくて。
大人しく相澤さんの後ろを着いていくと建物の裏で立ち止まった。
「単刀直入に聞く。…A、お前死柄木になにを言われた?」
本当に単刀直入だなぁ…、なんて苦笑を漏らすと強い力で壁に押し付けられた。
「答えろ。」
いつにも増して鋭い眼光がまっすぐと私に向けられる。
でも、言えない。
「…
『言え、ません…。』
そう言うと、頭をがしがしと搔いて顔をさっきよりも近づけてきた。
「…質問を変える。あいつはお前の何を知ってる?」
『なに、を…?そうだ、なんであいつは
(そうだ、何で死柄木が知ってるんだ!?これは
「説明、して貰おうか。」
『…っ、話せば長いです。それに知るべきじゃ…』
「知るべきじゃないって?こんなにお前を心配して、狂いそうになってる俺にそれを言うのか。」
肩を強く掴まれて、痛みで顔が歪む。
目の前の鬼気迫る表情の相澤さんがさらりとそう言いのける。
そうか、心配してくれる人がいるんだ…。
『…分かりました。相澤さんには話しておきます。
私の持っている、
この牘扮鵑遼華鏡写輪眼瓩砲弔い董』
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槐(プロフ) - れのさん» コメントめちゃくちゃ嬉しいです!もうすぐ続編いきます…笑 (2017年10月19日 16時) (レス) id: 3f77ac56bb (このIDを非表示/違反報告)
れの - めっちゃ続き楽しみです!更新頑張って下さい!! (2017年10月19日 1時) (レス) id: c0904a4465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:槐 | 作成日時:2017年9月15日 21時