6 ページ8
『はぁあ…』
｢どーしたん！何悩みか！｣
｢最近ずっとため息やない？？｣
｢あかんな！笑｣
2ヶ月も彼に合わない日が続いた
話したいな、なんてまた思ってしまう
｢そーそー！坂田さんワンマンライブ中やろ！？｣
『ﾋﾟｸ』
坂田さんのキーワードだけで反応する
｢なんか左腕につけとる時計Aのに似てない？？｣
｢たしかに！｣
『ぇえ！？』
｢ほら！これ昨日の自撮り上げてくれたやつ！｣
そこには自撮りをしている坂田さんの写真
左腕でピースをしてウインクをしている
『あ、ぁあ////』
その左手に腕時計が付けられていた
写真のコメントには
｢今日も楽しかったー！次はまた1ヶ月後！｣
｢あとこの時計お気に入り！｣
足から力が抜ける気がした
なんでこんなにも意識するんだ
歌い手様でみんなの坂田さんなのに
こんなにドキドキしちゃダメだ
『切り替えなくちゃ』
_____________________
バイトに入り、いつもの9時半
今日も来ないなーって思いつつ
ぼーっとしていると
｢あ、あの……えっと、すみません…｣
『はい！』
｢わわ！えっと、ドライフルーツってありますか｣
『ええっと…』
坂田さんかと思ったら
白髪頭の高身長で黒いマスク、黒い服、サングラス
という身なりをした男の人が立っていた
『少々お待ちください！』
｢あ、はい。すみません｣
事務室に走っていくと坂田さん用に置いていた
ドライフルーツ2袋が目に入った
どうせ来ないもんな、なら必要とされるお客様に
買われてこいよ、ドライフルーツくん
そしてそのふたつを持って
売り場に出た
｢すみません、ありがとうございます！｣
『い、いえ！ﾊｧ…ﾊｧ』
｢だ、大丈夫ですか？｣
『大丈夫ですﾊｧｯ…ﾊｧ』
運動は苦手で
小さい頃から肺が弱いため少し走ると
息切れをしてしまう
｢な、なんか…走らせてしまって申し訳ないです｣
『大丈夫ですよ笑』
｢あ//｣
『もしかして、まふまふさん…？』
｢ｯ！｣
その人はサングラスを取って
『あ』
｢どうも、まふまふです｣
綺麗な二重
そして大きな瞳
白い肌
あの、あのまふまふさん！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まさかたぬき - 杞憂さん» コメントありがとうございます！ 感想ありがとうございます泣 モチベーション上がりました！更新頑張ります^^* (2019年11月18日 21時) (
レス) id: 2a8dc0e667 (このIDを非表示/違反報告)
まさかたぬき - みりるさん» いゃぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！ありがとうございますｯｯ！！ (2019年11月18日 21時) (レス) id: 2a8dc0e667 (このIDを非表示/違反報告)
杞憂 - なんか、可愛い恋だけど、少し切ない部分もあったりして、読んでいて面白かったです！続き待ってますね！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: c457855cc9 (このIDを非表示/違反報告)
みりる(プロフ) - うわぁああああああああああ好き (2019年11月9日 20時) (レス) id: 55c9b6283e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まさかたぬき | 作成日時：2019年9月14日 8時
