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Aside
チャニョルさんの車の後部座席に乗ると
駅まではほとんどチャニョルさんがしゃべってた
サッカー好きなの?から始まり
平日は何してるの?
普段、どの辺で買い物するの?
得意な料理は?などなど
会話と言うより質問攻め
ベクさんは相づち程度しか話さなくて
さっき喧嘩でもしたのかな…
CY「そういえば!Aちゃん、前に駅ビルで見かけたことあるんだよ」
A「え〜私何してました?」
CY「うんとねー、男物のパンツ4枚買ってた」
目が"誰の?"って訴えてる
A「えっ…あぁ…弟の」
CY「な〜んだぁ、てっきり彼氏が家出してきたのかと思ったよ」
駅で降りた私たちは改札に向かう
電車はあと5分で来る
A「何か飲みますか?」
B「んー、コーヒーにしよっかな」
あっ!あ…でも私、お財布ないんだった
A「あ、お財布…」
B「え?財布ないの?ジュースくらいおごるよ」
せっかくなので小さいサイズのホットのお茶を買ってもらった
日が沈むと肌寒いし、車内は寒いと思う
土曜の夕方、電車はガラガラで
ドアのすぐ横に座った
A「あのー、あんなに運動したから疲れたんじゃないですか?眠かったら寝てくださいね。私、起こしますから」
ベクさんは何だか驚いた顔してたけど
一瞬ニッコリ笑って
B「ありがと」
そう言って前を向いてしまった
そのあと、私の方が眠ってしまい
メールで目が覚めた
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作者名:パンプー | 作成日時:2016年5月4日 7時