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【不思議の国のアリス】４ ページ5
｢おや？アリスじゃあないか、ｼｼｼｯ久しぶりだねぇ、今までどこにいたんだい？｣
誰かしら.....この猫さん。
ワイン色の毛がとても綺麗。
｢え、とごめんなさい。私あなたとは初めて会ったはずなんだけれど...｣
｢まさかそんなはずはないさ。僕と君とは何回もあったことがある。５回はあったね｣
まあ....そんなにあったことがあるのね、
なのに覚えてないなんて....なんだか申し訳ないわ。
｢アリス、この猫の言ってることは嘘ですよ。アリスと猫は一度しかあったことがありません｣
｢え？そう...なの？｣
猫さんがｼｼｼｯと笑った。
｢うさぎ。僕の言ってることが必ずしも嘘とは限らないよ？君に内緒で会っていたかもしれない。そう、好奇心に動かされるようにね｣
｢あなたの言うことは嘘だらけだ。アリス、この猫の言ってることは信じてはいけませんよ｣
....もう何がなんだかわからないわ。
｢もうアリスと話すことはないでしょう。行きますよ、アリス｣
｢え、ええ.....｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
かなり歩いてきたわ。
もうお城が近いみたい、
でも...うさぎさんの様子がおかしいわ。
｢うさぎさん、あの...大丈夫？｣
｢....すみませんアリス、あなたに心配をかけるなんて｣
｢エースならこんなことしませんね]
私はエースと言う人にあったことないのだけれどね.....、
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作者名：弧月 | 作成日時：2015年8月31日 4時
