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＊ ページ8
「ただいま〜。」
「あっ、おかえり！今ご飯作ってるからちょっとまっててね！」
「僕も手伝うよ！」
キッチンに入って行くと、Aがふわりと笑顔を浮かべて「ありがとう」と言った。
Aは政府に勝手に決められた僕の婚約者で、だけど僕のいちばん大好きな人で、今までだってこれからだってずっと大切にしていく人。
「ねぇ、A。」
「ん？」
初めて会った日からもう10年近く経った。
僕にはもっといい人がいると言った友達の言葉も、もっといい人と結婚したかったと思った僕の心の言葉も、忘れていない。
でも、誰がなんて言おうと僕にとってのお姫様はきっとAだけだった。
僕を待つときの、春を待つ花のような、僕を見つけたときの、春が訪れた花のような、そんな笑顔がこの世の誰よりもお姫様みたいで、そんな笑顔が僕は大好きだってことも、全部全部全部。
僕だけが知っていればいいことだ。
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関西風しらすぅ@坂田家 - 坂田さんの絵本描いてる設定とかリアリティありすぎて好きです。幼いセンラさん天使すぎな。 (2019年6月16日 11時) (
レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
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