探索 ページ7
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渡辺「えっ、」
「…渡辺くん、図書館なんてあまりこないでしょう？困ってるようだったから。」
渡辺「あ、……うん。ありがと、」
決して女の子と話すのが苦手なわけじゃなかったけれど、Aの前だと何故か普段の自分の軽いノリが出せない。
無駄に緊張するっていうか……。
彼女のこと、こんな近くでちゃんと見たの初めてかも……。
俺は気づいたらAの一挙手一投足に見惚れていた。
「―――くん、渡辺くん？」
渡辺「えっ！」
「大丈夫？何探すの？」
渡辺「あ、っとー、オンラインでも通える大学とか、あるのかなと思って……俺、そんなに頭良くないし、どこでもいいわけじゃないけど」
「……そう？あ。ここにオンラインで学べる学校がまとめてあったと思うよ。」
渡辺「あ、りがと」
「あ、ちなみに、ここに合格者の―――、」
それから、色々説明して俺が気に入りそうなところを一緒に探してくれた。
そんな会話が、俺と彼女、Aとの初めての交流だった。
―――――――――
――――――
深澤「なべ？どうした？メイク、次、なべの番だよ？」
高校時代のことを思い出してぼーっとしてたら、いつの間にか時間が経っていたみたいで。
ふっかが不思議そうな顔して俺を見ていた。
渡辺「あ、わり。」
深澤「大丈夫か？Aちゃん可愛くて動揺した？」
渡辺「はあ、？！そんなんじゃねーから！！」
ってか、何さらっとAちゃんとか呼んでんの？！
ふっかのこういう所、ほんと信じらんねーわ！
俺は自分でも理由のわからない焦りに動かされるように、慌ただしくメイクルームに向かった。
深澤「……あれは大変だねぇ。舘さん？」
宮舘「ふふ、全く。幼馴染は手がかかるよ。」
だから、そんな俺を見て、二人が何か話していたことなんて俺が知るはずもない。
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たぬ(プロフ) - まいさん» 最後までお読み頂きこちらこそありがとうございます！そして素敵な感想まで…！とってもうれしいです。また是非別の作品も読んでいただける様がんばります！ (5月15日 20時) (
レス) id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
まい - とても読み応えがあって、一気に読み終わってしまいました…！とても面白かったです。素敵な作品をありがとうございました。 (5月14日 20時) (レス) @page48 id: 1f1c71775c (このIDを非表示/違反報告)
たぬ(プロフ) - rinaboyaさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けてすごくうれしいです。更新頑張りますので引き続き読んでいただけたら幸いです。 (2022年6月3日 18時) (レス) @page9 id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
rinaboya(プロフ) - とても見ててドキドキします！！このふたりがこれからどうなるのか楽しみです！！ (2022年6月1日 19時) (レス) @page8 id: a9150a3a31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬ | 作成日時：2022年5月30日 22時
