相談 ページ29
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賑やかな声が飛び交う、ここは居酒屋。
深澤「ふーん、それで、翔太はそのモヤモヤは何が原因だと思うの？」
渡辺「それがわかんないから聞いてんのよ。」
宮舘「……」
珍しく仕事終わりが被った涼太とふっかと、メンバーでよく行く居酒屋に来て、今日の出来事を話した。
なんとなく、この2人は口が堅いイメージがあんだよね。
渡辺「俺、別に、博愛主義とかじゃねーからさ？誰にでも優しいとか勘違いされたのが腹が立ったっていうか、なんかこうモヤモヤになったのかな？とは思う…」
深澤「ぶははっ！全っ然違うよ？」
渡辺「うわっ！笑って唾飛ばすなよ！！」
宮舘「うん。それは違うね。」
渡辺「はあ？！」
二人して、口を揃えて俺の推測を否定する。
じゃあ、何だっていうんだよ。
未だにモヤモヤしているこの気持ちの正体は。
宮舘「……まぁ、こればかりは、翔太自身がちゃんと正解に辿り着く必要があると俺は思うよ。」
深澤「なるほどねぇ。舘さんがそう言うなら、俺もそっちに乗っかるわ。」
渡辺「んだよ、それ。じゃあ結局このモヤモヤの正体はわかんねーってことじゃねーか。」
俺が少し不貞腐れてそう言うと、二人は目の前で少し困ったような顔をする。
そんな顔するなら、さっさと教えてくれればいいのに。
深澤「ん〜、まあ、このままだとあまりにも進展しなさそうだからヒントを与えよう！」
見かねたふっかがなんか偉そうに話し始める。
こいつも大概酔っ払うと面倒臭いんだよな。
涼太は特に何も言わずに、優雅にジントニックを煽ってるし。
深澤「翔太のそのモヤモヤにはさ、何かきっかけがあるんじゃないの？」
渡辺「……きっかけ？」
深澤「そうそう。要因っていうのかな？」
渡辺「要因って、それは、俺らの仕事場でナンパしてたりするから、じゃね？」
深澤「うーん、半分正解で半分不正解！」
ふっかがオーバーリアクションで両手でバツをつくる。
なんかムカつくな。
渡辺「半分ってなんだよ」
深澤「職場のナンパなんてさー、そりゃああんまり見てて気持ちのいいもんじゃないけど、それなりにあるじゃん？翔太も、今回が初めて見たわけじゃないっしょ？」
渡辺「ん、まあ……」
確かに、テレビ番組の楽屋の通路とか、たまに見かけはする。
あんなに相手がしつこかったのは珍しいと思うけど。
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たぬ(プロフ) - まいさん» 最後までお読み頂きこちらこそありがとうございます！そして素敵な感想まで…！とってもうれしいです。また是非別の作品も読んでいただける様がんばります！ (5月15日 20時) (
レス) id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
まい - とても読み応えがあって、一気に読み終わってしまいました…！とても面白かったです。素敵な作品をありがとうございました。 (5月14日 20時) (レス) @page48 id: 1f1c71775c (このIDを非表示/違反報告)
たぬ(プロフ) - rinaboyaさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けてすごくうれしいです。更新頑張りますので引き続き読んでいただけたら幸いです。 (2022年6月3日 18時) (レス) @page9 id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
rinaboya(プロフ) - とても見ててドキドキします！！このふたりがこれからどうなるのか楽しみです！！ (2022年6月1日 19時) (レス) @page8 id: a9150a3a31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬ | 作成日時：2022年5月30日 22時
