【ハイキュー】ねえ､私はどうしたらいいの…？【青葉城西/及川徹】 (ページ16)

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どうしたらいいの 15 ページ16

～岩泉side～

あまり授業に集中できないまま午前中の授業が全て終わり､昼休みになると､俺は弁当を持って途中の自販機で飲み物を買ってから屋上へと向かった｡

屋上には既に及川が来ていた｡

及川の近くへと行き屋上のコンクリートに座ると､弁当を広げながら及川に話とは何かと問い掛けていく｡

｢はるかちゃんは何か隠してると思うんだよね…｡俺たちに嘘付いてまで…｣

今朝はるかと話したことを俺に伝えた及川は､そう言って難しい表情をして腕組みをしていた｡

｢今までの2年半が全部演技､かぁ…｣

もしも演技なら名演技だけど､一体どうして何のために…？という疑問は拭えない｡

及川の察しているとおり､その発言が真実を隠し通すための演技だと俺には思えた｡

しかし主将､副主将にも言えない隠し事とは一体何だろうか？

｢俺も"今までの2年半が全部演技"って発言そのものが演技だって思うな…｡

隠し事して､何にも話してくれねえのは何でなんだよ…って思うけどな…｣

ふう…と息を吐き､俺は及川の顔を見つめた｡

何か大変なことを抱えてるのなら､早く事情を聞いて力になってやらねえと…｡

俺はそう思ったけど､まさかはるかが自ら自分自身を青城男子バレー部の裏切り者にしようとしてるなんて思いも寄らなかったんだ｡

あぁ､もっと早く気付けていたら…｡

俺は自分の不甲斐なさをこれでもか…というぐらい後悔することになる…｡

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