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「なるほどー、そいつはムカつくね。」
「だって、私はそんなの…ふぁ…ｯふ…」
「俺がそんなこと言われたなら、まず俺の
幼馴染が殴りに行くだろうな…。」
「…や、優しい？ですね。」
Aの愚痴を及川徹は全て聞き逃さず聞いてくれる。Aにとってとても心安らぐ時間だった。それに夜桜も綺麗だ。Aが純粋な気持ちでいれる時。
「ほら、もう遅いから送るよ」
「…っ」
「え、どうしたの？」
は…っ！
(私なんてことしてんの！
及川徹の服を掴んで
まだいっしょに居たいみたいな！
あぁ…最悪、最悪！)
Aはひどく赤面した。
そりゃ、人に興味をもったことのなかった
Aが、少しだけ目を向け始めたのだから。
「…なーんだ。まだ一緒にいたいのか〜」
「い、いや。そんなんじゃな」
「ほらほら、次どこ行く？」
「……っ」
正直、嫌ではなかった。
むしろ嬉しかった……なんて言わないけど。
及川徹は、自分の母校に行きたいと言うから
そこに行くことになった。
なんとそこは青葉城西高校だったのだ。
「うっわ〜！変わってないなぁ！
まあ、過去だからか。」
「青葉城西だったんですか。」
「そうだよ！バレー部の主将だったんだ！」
「あ、こっそり体育館いこうよ！」
「知りませんよ。」
セキュリティどうなってんだって感じだが
体育館の中に入り、及川徹はさっそくトス練習をしだす。何もすることがないので、Aもボールで
及川徹のトスを見よう見まねでやってみる。
「ふっふっふ。ダメだなAちゃん。もうちょっと指先をほら、こうして｣
「ひぁっ！急に触らないでください！」
次に及川徹はサーブをする。
ほんとに人を気絶させれるレベルの威力で
音も凄かった。
「う、うわぁ。殺す気ですか。」
「Aちゃんもやってみなよー！」
「できませんって。」
やっぱりバレーは気持ちいいと言いながら
ボールを打ち付ける姿に、Aは魅了されていく。
「はぁ、楽しかったぁぁ！」
「……」
もうそろそろ9時を過ぎる。
(あぁ、私が私でいられるのって
この男といる時なのかな。)
「今日は、えっと、ありがとうございました。久しぶりにスッキリした気がします。」
Aは精一杯、感謝の気持ちを伝える。
本当に、なにもかもAにとっては
久しぶりなのだ。
「ねぇ、明日は死のうとしないでよ！」
「…うぬ。」
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おっふ - 及川さん小説史上ナンバーワン (2019年12月26日 21時) (
レス) id: f0059e6ce4 (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ(プロフ) - MAGICさん» 読んでいただきありがとうございました！拙い文書で、あまり自信作ではないのですが、私のお話を好きと言ってくれて嬉しいです！MAGIC様、いつもコメントありがとうございます！返信遅くなりましたが、ここで言わせてもらいました！これからもほっぺとして頑張ります！ (2019年4月9日 0時) (レス) id: e10612fce7 (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ(プロフ) - りんごジャムさん» 読んでいただきありがとうございました。まだまだ言葉足らずで、伝えたい事や及川さんのかっこよさを引き出すことは全然出来てないですが、良い評価を頂けて嬉しいです^^これからもほっぺとしてたくさん皆さんを楽しませて行きますのでよろしくお願いします！ (2019年4月9日 0時) (レス) id: e10612fce7 (このIDを非表示/違反報告)
MAGIC(プロフ) - 涙ボロボロです。こういうの大好き、ファンタジー恋愛及川大好きです！応援してます！ (2019年1月27日 19時) (レス) id: 7088d3da14 (このIDを非表示/違反報告)
りんごジャム - 泣けました。いい小説ですね (2018年6月10日 17時) (レス) id: fb6796f42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほっぺ
| 作成日時：2018年4月7日 17時
