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「だって俺、未来から来たんだもん。」
「はぁ？」
また変なことを言っている及川は
表情一つ変えずに喋っている。
頭おかしいんじゃないの。
「なんでも知ってる。Aちゃんが桜の木が好きなのも、本を読むのが好きなのも、お菓子を作るのが得意なのも。」
「あ、あの…？」
そいつはスラスラと、止まることなくAの趣味好物を言っていく。
なんで、なんで？Aは思った。
「そして、Aちゃんが嫌われてていじめられてるのも。人となかなか馴染めないのも。……みんなが楽しんで喋ったりしているのを、実は羨ましくおもって、」
「……ｯやめてよ！！！もう近寄ってこないで！あんたなんて私は1ミリも知らないし、いじめられてなんかない！！ばっかじゃないの！？」
「……。」
Aはその場から逃げるように走って行った。
これほど言ったんだから、もう会うこともないだろうし、会ったとしても喋ることなんかないだろう。
未来から来たって時点で、もう信じれないでしょう。だけど、それは現実。Aは戸惑いが隠せず、図星を突かれてしまい、涙が出た。
「なんなの……ｯあいつ…！」
次の日Aは、ますます学校に行くのが嫌になった。毎日行くのは憂鬱なのだが、及川徹という男が現れてからどこか、違うのだ。
「うっわ、またアイツ来てんじゃん」
「はは！1人でぼーっと机見てるよ！」
「やばー！」
耳に入るAへの悪口はいつもの事だけど少しだけ痛かった。
本当は、及川徹という男に興味を持ったのかもしれない。Aの事を理解してくれていていじめたりなんかしない。ひねくれた自分が抵抗しただけ。
放課後、人気がなくなった屋上に私は忍び込み、また飛び降りようと試みる。
今回は及川に助けられないように周りを見渡す。
いない。
いない。
いないのだ。
飛び降りよう、飛び降りよう。
飛び降りれない。
だって、いないもん
「あれれ。及川サンが来るの待ってたのかな〜？」
「…！」
「ほらほら、今からAの大好きな桜の木の下でお話しようよ！｣
「…はぃ。」
「ふふっ今日は素直だね！」
「う、うるさいです。」
「さ、暗いから夜桜かな？」
やっぱり、この人になら全てを打ち明けられる気がする。
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おっふ - 及川さん小説史上ナンバーワン (2019年12月26日 21時) (
レス) id: f0059e6ce4 (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ(プロフ) - MAGICさん» 読んでいただきありがとうございました！拙い文書で、あまり自信作ではないのですが、私のお話を好きと言ってくれて嬉しいです！MAGIC様、いつもコメントありがとうございます！返信遅くなりましたが、ここで言わせてもらいました！これからもほっぺとして頑張ります！ (2019年4月9日 0時) (レス) id: e10612fce7 (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ(プロフ) - りんごジャムさん» 読んでいただきありがとうございました。まだまだ言葉足らずで、伝えたい事や及川さんのかっこよさを引き出すことは全然出来てないですが、良い評価を頂けて嬉しいです^^これからもほっぺとしてたくさん皆さんを楽しませて行きますのでよろしくお願いします！ (2019年4月9日 0時) (レス) id: e10612fce7 (このIDを非表示/違反報告)
MAGIC(プロフ) - 涙ボロボロです。こういうの大好き、ファンタジー恋愛及川大好きです！応援してます！ (2019年1月27日 19時) (レス) id: 7088d3da14 (このIDを非表示/違反報告)
りんごジャム - 泣けました。いい小説ですね (2018年6月10日 17時) (レス) id: fb6796f42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほっぺ
| 作成日時：2018年4月7日 17時
