彼の困った顔。 ページ50
教室に入ると先に入っていった吉田さんがこちらに寄ってきた。
吉田「Aちゃんわかったよ！」
「本当？」
吉田「うん、あのね。
この前の一件以来、Aちゃんの周りに対しての接し方結構変化したでしょ？
こうさ、前は、誰かが重いもの運んでたら多分明るい感じで話しかけて一緒に運んでてたけど、今は、なんかサラッと多く持ってくれたり、短い必要最低限のことだけ話すでしょ？
それがかっこいいってうけてるらしい。」
なんだそれは。
私はどんな気持ちでいればいいかわからず、モヤモヤしていると吉田さんが笑った。
吉田「ちょっすごい形容しがたい顔してるw」
「ほんと、今とっても形容しがたい気持ちよ。」
吉田「だろうね〜、あ、でも手紙って呼び出し？」
「うん。ちゃんといって断ってくるよ。」
吉田「そういう所があたしはAちゃん素敵だと思う。
あ、じゃチャイムなるからまた後で！」
彼女は背中を向けて自分の席に戻って行った。
すると、隣の椅子と床が擦れる音がして横を見る。
「おはよう、巡。今日は遅かったね。」
グ「朝から少々面倒な奴に捕まってな。朝から疲れた。」
「家か、大丈夫か？」
グ「知ったことか。という訳で、今日は放課後に行きつけの甘味に行かないか？」
彼はドヤっとしながら人差し指をたてて名案のごとく言った。
「おっと残念。今日は呼び出しと兄さんの公欠していた分の授業教えるんで無理や。」
グ「兄さん今日から復帰か。..ん？呼び出し？お前なにかしたのか？」
彼は呆れるようにこちらを向く。
「ちゃいます〜、女生徒からの呼び出し。」
手紙をもってピラピラと彼の目の前でふる。
グ「お前...いつから男に転職したんや？」
「おうおうぶっ飛ばすぞおい。私は女だからな、転職なんぞするか。」
チャイムがなり、担任が入ってくる。
私は彼の方に目をやるととても困ったような顔をしていた。
どうしたのか？
後で聞いておいた方が良いだろうか。
授業中もそれは続いていた。
私は昼に声をかけることにした。
＿
＿＿＿＿
＿＿
「巡、どうかしたのか？」
グ「いや、特には。」
彼はトントンの所にでもいくのか本を持っている。
「嘘だ。さっきっからなんか困った顔してる。」
コネシマ達と食べる約束をしているので私はお弁当を持って立った。
グ「それはすまない。ないことはないが自分でなんとかなるという結論になりそうだから心配しなくていいゾ。」
そう言って彼はスタスタと教室から出ていった。
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D(プロフ) - ルキさん» はい！実は個人的にどっちにしようか悩んでなんか他の方々と同じ書き方するのつまらんと思ったしだいです！ご質問ありがとうございます！よりよい話になるよう精進致します！ (2019年6月20日 16時) (
レス) id: 5255f6ffa2 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - めちゃおもろいです！欝じゃなくて鬱ですよ…！わざとそうしてるのならすいません…！ (2019年6月16日 2時) (レス) id: f38841be90 (このIDを非表示/違反報告)
晃夜(プロフ) - ハルさん» 読んでくれてありがとうございます。更新遅くてすいません。早めに投稿できるよう善処します。好きです。笑 (2018年3月6日 14時) (レス) id: 153c465e30 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 好きです 頑張ってください！ (2018年3月6日 6時) (レス) id: 9915f5d63f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ x他2人 | 作成日時：2017年4月15日 16時
