あたしの理性 ページ46
グ「A、違うだろう。頭に血が上ったのは良くわかる。だが、これらにわかりやすく言ってやるべきことは違うだろう？」
その時、フッと理解した。
何血迷ってるんだ。
言うべきことが違う。
私はグルさんから離れてスっと彼女を見つめて口を開く。
「私がしてやったこと。
クラスが始まってすぐ、誰からも声をかけられなくて1人のあなたに声をかけてあげた。」
彼女は丸くしていた目を今度は呆れたような目にした。
神崎「そうだった？あたしおぼえてな
「次、体育の時別クラスと合同であなたが怯えていたように見えたから上手く別クラスの子から離れた位置の子と組ませてあげた。」
神崎「！」
彼女の顔が歪む。
「次、その別クラスの子が廊下であなたを見つけて呼ぼうとしていた、あなたは前に呼ばれた時、その後、戻ってこなかったからその子に態とぶつかってあなたを逃がした。」
神崎「...は？」
「次、その子がクラスに入ってったのを見てあなたの机を探ってたからその写真をとってその子に見せた。そしたら、その子は来なくなった。...机の中、もう、何もはいってないでしょ？神崎さん。」
彼女は真っ青な顔をしていた。
クラスの中にもこの人のことを知っている子が数名いるのか。
顔を背けている。
神崎「じゃ...あたしのアレは....あ、Aちゃん、ごめ、ごめんなさい。そ、そんなっあのっ。」
なんてひどい顔なんだろう。
なんて醜いのだろう。
だが、人間は皆醜い。
だからこそ、私も人間である。
手を差し伸べて良いだろう。
「謝られても、あたし、あなたに興味ない。
だから、もう頼ってこないで。
してあげたことに相応の責任を持ってくれない人には優しくしてあげれない。
それでじゃ、贔屓していることになるからね。申し訳ないと思うなら、
自分で、決めて。」
彼女は静かに涙を流して教室を出た。
静まり返ったクラス。
私はひとつため息をついた。
「みんなごめん！！」
手をパンと合わせ、頭を垂れる。
クラスメイトは黙っている。
「あたしは確かに神崎さんに言われた通りの奴です。皆さんをハッキリいって仲良しな友達とか思ったことないです。あたし自身の性格とか嫌なこととかで皆さんと本心で話したりするのは嫌でした。今まで優しい、頼りになる、って言われても、あたしの立場が確立するようにやってただけです。なので、今後、私はコレでココにいます。皆さんには申し訳ないですが、もう気を使う気をもありません。それだけ言わせてもらいます。」
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D(プロフ) - ルキさん» はい！実は個人的にどっちにしようか悩んでなんか他の方々と同じ書き方するのつまらんと思ったしだいです！ご質問ありがとうございます！よりよい話になるよう精進致します！ (2019年6月20日 16時) (
レス) id: 5255f6ffa2 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - めちゃおもろいです！欝じゃなくて鬱ですよ…！わざとそうしてるのならすいません…！ (2019年6月16日 2時) (レス) id: f38841be90 (このIDを非表示/違反報告)
晃夜(プロフ) - ハルさん» 読んでくれてありがとうございます。更新遅くてすいません。早めに投稿できるよう善処します。好きです。笑 (2018年3月6日 14時) (レス) id: 153c465e30 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 好きです 頑張ってください！ (2018年3月6日 6時) (レス) id: 9915f5d63f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ x他2人 | 作成日時：2017年4月15日 16時
