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噂。 ページ27

私はカフェの端っこに座り、相手を待つ。
今日は二人も待たなければならない。
一応常連の私は店長に居座るかもと言って端の席をおねがいすると、優しいおじさんの店長さんはいいよ〜とすぐ了承してくれた。

まだこの時間は人が来ない。
カランとトビラが開かれて
いつものキッチリとした制服ではなく、Yシャツに黒のデニム素材の上着とうすい白のパンツの彼が入って来た。
時間ぴったり。

グ「待たせてすまない。」
「何がまたせてすまないよ。時間ぴったりだよ。あたしが早くにここに来たかっただけだし。」

彼は私と対象の席に座る。
ついでに紅茶を頼んで彼の金色の髪を耳にかけてそれをひと口飲む。
彼はふわっとわらった。よかったお気に召したらしい。
時間は限られている。
私は早速本題にはいる。

「それで、お話って言うのはこの前のことと関係ある訳?」

彼は少し俯き、そして私を見つめる。

グ「その通りだ。…ふぅ、何から話そうか考えたが、やはりこれを一番に言わねばならんな。お前は俺が野浜の長男であることは聞いているだろう。」

「そりゃ、あたしらの学校であなたの噂はないわけないしね。それくらいはね。」

グ「では、家は本家であるが、お前の部活の部長は分家にあたる家系であることは?」

え。部長の家とグルッペンの家の繋がり?
私は首を横に振る。
彼は続ける。

グ「この前の神田先輩とのあの不穏な空気は本家の人間である俺が存在しているから、
分家の長男の彼はあそこの親がかなりお堅いからな、きっと親がヒステリック気味なんだろう。まぁ、そんな訳であぁなった。昔は随分お優しかったんだがな、親の手前そう出来ないんだろう。」

今までにない先輩の顔は未だに鮮明に覚えている。
彼はまた紅茶を口に含んだ。

グ「では、次は俺の立場だな。噂では、野浜家の長男で結果的な当主になる、そして、親が学校に金を寄付しているから先生は反論したりした時に親に寄付をやめてもらうように言うつもりだとか、だったな。まぁ、半分正解半分不正解だ。」

彼は、少しため息をはいて私を見た。

グ「後半の親と学校のつながりに関しては俺は全く関与できん。当主となれば話は別だがまぁ、今はいい。それに家と学校の繋がりが強いのは俺の親の先々代、俺の祖父の父に当たる人が理事長を務めていたからだしな。」

成程、私はそこでずっと疑問に思っていたことを聞く。

「だから、旧校舎の鍵持ってたってこと?」

彼は驚きつつ「その通りだ。」と笑った。

現実→←作者 やらかしたよ。《必須》



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D(プロフ) - ルキさん» はい!実は個人的にどっちにしようか悩んでなんか他の方々と同じ書き方するのつまらんと思ったしだいです!ご質問ありがとうございます!よりよい話になるよう精進致します! (2019年6月20日 16時) (レス) id: 5255f6ffa2 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - めちゃおもろいです!欝じゃなくて鬱ですよ…!わざとそうしてるのならすいません…! (2019年6月16日 2時) (レス) id: f38841be90 (このIDを非表示/違反報告)
晃夜(プロフ) - ハルさん» 読んでくれてありがとうございます。更新遅くてすいません。早めに投稿できるよう善処します。好きです。笑 (2018年3月6日 14時) (レス) id: 153c465e30 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 好きです 頑張ってください! (2018年3月6日 6時) (レス) id: 9915f5d63f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこ x他2人 | 作成日時:2017年4月15日 16時

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