第五技能 戦術 ページ18
「武道館に来たってことはひとらんとは空手とかやるの？」
先程までいた旧校舎から移動して今は武道館。
あれ？でも、ひとらんは最後って言ってたような？
「ねぇ、ひとらん。さっき君で最後って言ってたけど今もいれて5回しか技能チェックしてないよね？」
ひ「ん？あぁ、第6技能に関しては俺はよく知らないけど今日はやらないよ。だから、俺で最後ね。＿＿＿＿ホイッ」
彼はこちらに竹刀を投げる。
成程、次は剣道ってことかな？
ひ「分かってるだろうけど、今回のルールは相手に1本取られた方が負けね。一応この竹刀柔らかいから体に被害はないだろうし安心していいよ。」
？「審判はオレね。」
なんとなく聞き覚えのある声に目を向ける。
そこにはメガネをかけた青紫のストールをゆるく巻いている紫の瞳の人だった。
そして不意に思い出した。
「さっき見破った人ですよね。」
声に覚えがあったのはそういう事か。
彼はははっと笑いながら頭をかいている。
兄「そ、さっきのオレね。つーわけで、はじめまして風早理一(カゼハヤリイチ)っていいます。兄さんって呼んでよ。」
「海堂Aです。よろしく。」
そう言ってひとらんと私はそれぞれ向かい合い静かに始まりの合図を待つ。
兄「それでは＿＿＿始め！」
その瞬間私もひとらんも足を前に出し、懐に入ろうとする。つか、私剣道ルールちょっとしか知らないから技限られてくるなぁ。
私はひとらんの竹刀ひつとひとつ止めてはらっていくが、流石に力が強く重い。そのため少し距離を置く。それぞれのしないの先端を当てたり離したり、少し間合いをみる。
やばい、これは勝てん。無理無理。
この人スキないんだけど！！！！
まぁ、なら作ればいいんだけど＿＿＿
ひとらんsaid＿＿＿
うん。この子案外冷静だね。
さっきから俺の不意をつきたいみたいだけど無茶な動きはしない。
よく人の事考えてるね。
これだけでもなかなか良いけど、この子はもっと凄いことしてきそう。グルっペンが入れたいと言うほど、オスマンすら負けること、これは本気でやるべきなんだろう。
そう思った時、彼女が一瞬足を畳に詰まらせた。それを見逃さず1本取ろうとした。
が、彼女は俺の頭に竹刀を向けていた。
これはっ、
ひ「っ…あぶなっ」
「うわマジか。」
すんでのところで彼女の竹刀を叩き落とした。
兄「1本！勝者ひとらん。」
俺は一息呼吸をしながらマスクをとって彼女に向き合った。
彼女は俺に負けちゃったと笑った。
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D(プロフ) - ルキさん» はい！実は個人的にどっちにしようか悩んでなんか他の方々と同じ書き方するのつまらんと思ったしだいです！ご質問ありがとうございます！よりよい話になるよう精進致します！ (2019年6月20日 16時) (
レス) id: 5255f6ffa2 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - めちゃおもろいです！欝じゃなくて鬱ですよ…！わざとそうしてるのならすいません…！ (2019年6月16日 2時) (レス) id: f38841be90 (このIDを非表示/違反報告)
晃夜(プロフ) - ハルさん» 読んでくれてありがとうございます。更新遅くてすいません。早めに投稿できるよう善処します。好きです。笑 (2018年3月6日 14時) (レス) id: 153c465e30 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 好きです 頑張ってください！ (2018年3月6日 6時) (レス) id: 9915f5d63f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ x他2人 | 作成日時：2017年4月15日 16時
