時透無一郎の許嫁 弐

　番外編３（時透兄弟の誕生日） ページ31

〜胡蝶Aside〜

A『あっ、そうだ！
誕生日プレゼント、持ってきたんだけど、、、、。
はい、こっちが無一郎で、こっちが有一郎の！』


話題、そらしちゃった。





二人とも、、、
私の事が、好きらしい。








二人とも、大切な幼なじみ。








そう思っていたのに、、、、、









考えているうちに、二人が私のあげたプレゼントを
開けていた。



無一郎と有一郎にお揃いの手作りの組紐。



８月って暑いし、二人の綺麗な長い黒髪が
汗で首筋に張り付いているから。




一本だけじゃ寂しいから、１０本ずつ。





できたらずっと使って欲しいなぁって思って。


無「わあ！
これ、組紐？凄い、色づかいが綺麗。」


A『気に入ってくれて良かった。
それ、私が手作りしたの。』


有「市販じゃなくて？
凄いな、A。」


無「だからこんなに僕たちにぴったりな色なんだ。
最近遊べなかったのって、もしかして、
これを作ってたから？」


A『うん。“二人が将棋で勝ち続けられます
ように”って願いを込めて作ったの。』


無「そっか。ありがとう。
すごく嬉しい(*´ω`*)」

そういえば、今から近くで花火大会があるみたいだけど、行く？
すぐにこれ、使ってみたいし。」


有「いいな。炭治郎達も行くか？」


炭「行きたいんだけど、浴衣持ってなくて、、、。」


無「貸してあげるよ。」


善「俺も、良いですか？」


伊「俺様は浴衣なんて着ないぜ！」


A『いや、着ましょうよ先輩ww』


無「せっかくだから、いっぱい人呼んだ方が良くない？」


有「そうだな。誰か人呼べるか？」


A『姉さん達、呼べるかも、、、。』


無「しのぶさん達？
良いね。柱全員呼べそう。」


A『柱？』


無「いや、、、なんでもない。」



一気に無一郎の表情が曇った。

触れてはいけない話題ということは分かったけど、
隠し事されるのは気分が良くないな、、、。


炭「俺、玄弥とカナヲ呼べるかも。」


善「炭治郎〜。禰豆子ちゃん呼んできてええええ！」


炭「忙しいから、分からないぞ？」


善「誘ってみてええええ！！！」


炭「、、、分かったよ。」


伊「アオコは？」


無「あ、僕アオイさんの連絡先知ってる。」


炭「時透くんはアオイちゃんと同期だったもんな。」


無「皆呼べそうだね。」




よく分からないけど、楽しい一日になりそう！

二人も楽しそうだし♪

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