時透無一郎の許嫁 弐

３４　色々なひと、、、 ページ4

榊原 愁渡



ここにあるはずのない名前を見て、私たちは固まった、、、








彼はここにいるはずのない人物、、、



ということは、引っ越してきたという事か、、、







霧川さんも転校生、、、




雅音もこっちの家に来たため、
転校生としてここにくる。









霧川さんが、榊原くんとグルっていう事は無いよね、、、？




なんか転校生って聞いたら大阪からきて、
榊原くんと関係があるって考えちゃうな、、、




そんなはずないんだろうけど、、、







私は少し沈んだ気分を変えるために、同じ青竹組のクラスメートのうち、
知っている名前を捜し始めた。




見つかったのは、


竈門さん



そして有一郎




それに榊原くんと




大阪で仲が良かった

若葉ちゃんと沢華ちゃんがいる。






彼女たちは私が事件にあうまでに

”東京に引っ越すことになっちゃったの”と悲しそうに言ってたけど、



まさかこの学園に来ていて、また会うことができるとは思わなかったわ。






そうして嬉しそうな顔をしていたのか、
無一郎はそれと対照的に不服そうな顔をしている、、、



A『無一郎、何でそんな不服そうな顔をしているの？』



無「だってAは僕とクラスが離れてもちっとも悲しそうにしないし、
むしろうれしそうじゃん、、、
そんなに兄さんと一緒なのが嬉しいんだ、、、」



A『まあ、知っている人がいるっていう意味では嬉しいけれど、
それだけだったら榊原くんでもそうでしょ？
それに”榊原くんと同じクラスになってしまった”という憂鬱はなかなか晴れなないよ。



見て、この二人、大阪でともだちだった人なのよ。
こんなこともあるのね。
二人とまた会えるからうれしいのよ。




もしかして、嫉妬した？
ごめんね。』



無「いや、僕だけが悲しい気持ちになっているっていうのが
かなしかっただけだから、、、
(ほんとは結構嫉妬してたんだけど、そんなのかっこ悪い、、、)」

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