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52 そんなつもりじゃなかった。 ページ22

〜時透 無一郎side〜

今日家に帰ると、泣いていたAを兄さんが
慰めているのが見えた。


以前なら僕もAに寄り添って、
事情を聞いていただろう。





今はそれをやるのは兄さんの役目なんだ、、、、、、









幸せそうな二人を見るのが辛い。









僕たちは仲が良かったのに、、、、









兄さんへの嫉妬が止まらない。









兄さんが嫌いだ。









それ以上に僕が嫌いだ、、、、、









それから数日後、またAの姿を見た。



あの後、兄さんに態度について叱られ、
議論を重ねた。







分かった事実に少し安心し、
そして覚悟を決めた。




“Aに謝ろう。”






幸い彼女の周りに人影は無く、
絶好のチャンスだと思った。



無「ねえ、A。」








こちらが呼びかけても、無視してそのまま去ろうとした。



自分勝手かも知れない。


けど、どうしても君と話したいんだ。





すれ違いざま、Aの折れてしまいそうなくらい
細い手首をそっと掴む。



無「ねえ、話、させて、、、、?」



A『、、、、、、今更ですか、、、?』



無「そんなつもりじゃなかった。
ただ、許すか許さないかは聞いてから決めて欲しい。

本当にごめん、A。」



A『大嫌いだなんて言ったくせに、
今更何を言うつもりなの?
笑かさないでよね。』

無「え、、、、?」



そんな事言った覚えはない、、、、、
、、あ、、、、!

まさか、、、


〜〜〜〜〜〜〜
有「なあ、無一郎。
いい加減意地張るの辞めたらどうだ?」

無「意地張ってない。
Aと仲良くしてる兄さんが悪い!」

有「そんな事俺に言われても、、、。」

無「そんなんだったら、兄さんもAも、、、
嫌いだったら良かったのに!!!」
〜〜〜〜〜〜〜

無「という事だったんだよ。」

A『噂は嘘という事でしょうか?
霧川さんの勘違いか、聞いた人の勘違いと言う事か。

とりあえず事情は分かりました。
そして、貴方は何に対して意地を張っているので
しょうか?』


無「それは、、、、。」

A『言えないのなら、無一郎の事、
信じない。』

無「そんな、、、」



し「A。」

A『自分から胡蝶を名乗るなと言ったくせに、
何なの?私の名前を呼ばないでください。』








ああ、Aは僕のせいで、
周りのせいで、人を信じられなくなっている。



ごめんね。

きっとどうにかするから。

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♪kazune☆彡(プロフ) - minaさん» ポッキー出たら良いですね! (2021年11月18日 6時) (レス) id: 7c1ce86933 (このIDを非表示/違反報告)
mina - ポッキー!今日のおやつは何だろな〜 (2021年11月17日 17時) (レス) @page45 id: b59e02eebb (このIDを非表示/違反報告)
♪kazune☆彡(プロフ) - こえさくさん» 美味しいですよね。トマト味とかサラダ味とか色々な味があって、美味しいですよね。 (2021年11月15日 16時) (レス) @page45 id: 7c1ce86933 (このIDを非表示/違反報告)
こえさく - コメント失礼致します。私はプリッツ派です!! (2021年11月14日 0時) (レス) id: fcbbde9f9c (このIDを非表示/違反報告)
アマリス(プロフ) - ♪kazune☆彡さん» こちらこそお久しぶりです!すみません、仕事があったので気付きませんでした…。はい、リクエストと言ってもいいですよ! (2021年11月6日 17時) (レス) id: 7d0074fb6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:♪kazune☆彡 | 作成日時:2021年5月5日 21時

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