時透無一郎の許嫁 弐

４１　狂いだす運命 ページ11

昼休み、幼い頃からの習慣になっている
有一郎と無一郎、そして友達と共に食べるけれど、
今日は二人とも部活で、さらに若葉ちゃんも沢華ちゃんも部活の集まりが、あったんだ。

霧川さんにも聞いてみるけど、彼女も
入りたい部活の活動場所頭を顧問の先生に聞きに行くらしく、断られた。




雅音に、、、、
と思ったけど、妹とは喧嘩中。
姉さんも、同様。



私は結局一人で食べる事にした。



私は無一郎達に
“私、屋上に続く階段のところで食べているから、
終わったら、来て。”と一言言ってから、
彼らに続いて教室を出る。


−−−−

私が一人で昼食を取ったことを後悔するのは、
しのぶ姉さんからの一言だった。

−−−−−

お昼ごはんを食べた後、私は階段を降りて、
教室へと向かう。






その時、臙脂(えんじ)組の前で、見覚えのある
ハンカチを見つけた。




そのハンカチは、蝶の刺繍がしてあって、
名前をみると、案の定、しのぶ姉さんのものだった。


どうしよう、、、

なんて言われるか、分からないし、、、、



でもなぁ、それでこうして放って置くわけにも
いかないし、、、、






私は、高校生の教室に向かう事にした。







その途中、少し階下でザワザワしていたのを
聞いたけど、特に気にすることはなかった。




そこで行っていたら、良かったのだろうか、、、。




高校生の教室がずらりと並ぶところまでは来れた。




けれど、肝心の姉さんのクラスの、蝶々組は
一向に見つからない。





どうしよう、、、、、


そしたら、

“どうしたんだ？ここは高校生の教室だけど？”



そう赤髪の、太陽の絵が描かれたピアスを付けている人が声をかけてきた。

その人の隣には、タンポポみたいな人と、
イノシシの被り物を被った人がいた。





なんか、この三人、見たことがある気がするけれど、
どこでだっけ、、、？



そんな疑問をいだきながら、私は訳を話す。




そのあとに、名乗ると、イノシシくん以外の
二人は驚いたような顔をした。




炭「そうか、君があの１１歳のオリンピック選手なんだ？！
俺は顔を知らなかったけど、名前はよく聞いていたぞ。すごいな、Aさんって！
俺は竈門炭治郎だ！よろしくな。」



善「Aちゃああん！
テレビで見て可愛いなと思ってて！
うわああ！こんなところで会えるなんて！
俺は我妻善逸だよ！よろしくね！」

嘴「俺様は嘴平伊助だ！覚えておけ！」


それが不思議な三人組との出会いだった。

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