ほっとけない同期【Tomohiro.K】

同期２７ ページ27

みんなの協力もあって




なんとか無事イベントは問題なく終わった





片付けをしていると



荷物を運んでる藤井さんが近付いてくる






「Aちゃん、これも運ぶ？」



「そうですね。お願いします」




「あいよ〜

あと打ち上げやけど、６時からで

って企画部の人が言うてたけどええ？」




「あー

…私会社に戻ってすることがあるので

今回はパスします

藤井さん、私の分も盛り上げてきてください」







本当にこのあと会社で少し



来週のプレゼン用の資料を



まとめなきゃいけない仕事があるんだけど、



それより今はなんだか妙に



トモに会いたくなった。






企画部の人や藤井さんとより



トモと乾杯をしたくなった。









企画部の人たちにもあいさつをして



急いで会社に戻って仕事を終わらせて



トモに連絡する。






相変わらずトモは急な連絡なのに、



嫌な言い方はしなくて、



むしろ




「今おいしいもん作ってた匂いが届いたん？」




なんて言ってくれる。






トモが好きそうなスイーツとか




ビールとかつまみとか




目についたものを買ってトモの家に急ぐ。






少し息が切れてる私を見て、



「そんなに食い意地張らんでも

おいしいもんは残しとくのに」





って笑って迎えてくれる。





私には戻れる場所があるから




外でどんなことがあっても頑張れる。







もちろんトモが作ってたチキンのトマト煮は




おかわりするほど



おいしくいただきました〜

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