道下と呼ばれても (ページ6)

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６話ページ6

『おっさないく～ん♪最近荒れてるらしいじゃん？ｗ』

長内「あ”うるせーよ」

『ふふっ、あんまり暴れすぎない方がええよ？・・じゃないといつか足元救われるからね♪』

長内「・・脅しか？」

『まさか～、只の忠告だよ♪』

最近の長内くんはやらかしすぎだ。
そのうち足元を救われるだろう、
まぁ俺には関係ない事だからいいけれど
そんなことを思いながら
金平糖を一粒口に入れる。
今日は何処へ行こうか

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「なぁ、いいだろ？お嬢ちゃんﾊｧﾊｧ」

エマ「ちょっ、やめて離して！」

友達と遊んだ帰りだった、
いつも通っているからと路地裏を通っていたら
全く知らないキモいオッサンに腕を掴まれ触られそうになっている

エマ「ｯいや！(怖い！誰か･･･ドラケン助けてｯ
　！！)」

恐くて目を閉じた瞬間

「ｶﾞﾊｯ」

目の前にいたオッサンが飛んでった。

エマ「え？」

『オッサンさぁ、クソキモいんだけど？』

助けてくれたのは自分より少し大きい暗いオレンジ髪の男の人だった。

『･･･君のお家ってどこ～♪』

ふっと、コッチを見たかと思うと子供のような笑顔で聞かれる

「な、なんだね君は！！」

私が答えるよりも先にキモいオッサンが言う

『へぇ～♪オッサン案外タフだね
ｸﾞｲｯ･･･悪いけどさぁこの子俺のだから
次、少しでもこの子に近づいたら
･･･ぶっ殺すから』

私の肩を抱き寄せて言うとオッサンは何処かへ行った。

『大丈夫だった？』

エマ「うん、ありがとう・・」

本音を言うとまだ少し恐い

『ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ･･･ここら辺物騒だから送っていくよ♪』

優しく頭を撫でられる、さっきのオッサンに触られたような嫌悪感は無く、むしろ兄たちに撫でられた時のような温かさを感じた。

エマ「ありがとう･･･あのさ、名前」

『ん？あー俺はA宜しくね』

エマ「ウチはエマ、A宜しく！」