うさちゃんは今日もかわいい

ひみつの ページ28

【#10 side】

『んー、、』


扉の前を通ると、うさみん先輩の声。


39｢大丈夫？｣


それにナシさんの。


39｢痛くない？｣

『うん、だいじょぶ、』


なんかいつもと雰囲気が違うような。


39｢もうちょっと押してもいい？｣

『ん、あ、ちょっと痛い』

39｢がんばれ、｣

『がんばる……』

39｢そのうち気持ち良くなるよ｣

『んん、』


……？

なんか、、これは。


『慣れてきた、』

39｢もう少し奥まで行ってもいい？｣

『いいよ』


何をしてるんだ？


39｢うさ、なんか色っぽい｣

『なにそれ、ひろさんへんたい、』

39｢いや普通にさ｣

『ひろさんもかっこいいよ』

39｢ありがとね｣


やばい。

これは完全にあれだ。やばいやつだ。

見ちゃだめ、だけどあの二人って付き合ってるの……？


『久しぶりにこんなことした気がする』

39｢にしてはいい感じじゃない？｣

『気持ちいい、これからもひろさんとやりたい』

39｢なんか照れるな、、｣

『ふふ、』


なんでこんな所で？

人がこんなことしてるの聞くの初めてだよ……


しかもうさみん先輩とナシさんの。


『あ、まって、そこだめっ』

39｢押してほしいの？｣

『ん、ひろさんのいじわる……っ』


やば、聞いてられん────


と、思ったとき。




38｢あれ？何やってんの？｣

10｢あぁぁぁピンさん駄目です！！！｣



ピンさんが扉を開ける……もう終わりだ！




『あれ、ゆーし、ぴんくん、いたの？』

39｢盗み聞きとか趣味悪いぞ｣



10｢……あれ？｣

38｢何がダメだって？｣

10｢だって、ナシさんとうさみん先輩、、お取り込み中じゃあ｣

『え？』

39｢優心、さては変なこと考えてたな｣

10｢ええ、、ごめんなさい、、｣

『そんなことするわけないじゃん、ただのストレッチだよ』

10｢でも良かったです｣

『こんなとこでしないから』


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(｢こんなとこで！？家だったらするんですか｣)

(『落ち着いて』)


落ち着けない

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