9話 緊張 ページ10
さぁ、やってきました!みんな大嫌い、朝礼の時間です!あ、私ちゃんと起きれたかって?
も、やだなー、起きれなかったに決まってるじゃないですか〜。で、起きることを渋ってたら、
挙句の果てには零に「起きろおおぉぉ!」って叩かれちゃったよ〜。
零「兄さん、ごめんね、叩いちゃって。大丈夫?」
幸「うぅ、まだ痛いよ〜。零がハグしてくれたら治るんだけどな〜。」
うっそー、ほんとは全然痛くないんだけどね〜。
零「え、ハグ!は、恥ずかしいけどそれで痛くなくなるんなら。」
幸「え!冗談だったのにしてくれんの?」
ギュッ
零「これで、痛くなくなった?」
幸「はい、」ダラダラ ボタボタ
零「に、兄さん!すごい鼻血だけど、え、えっ!やばいんじゃ!」
幸「心配するな、直に収まる。」ボタボタ
シナ「どうかしたの?、あら大変!大丈夫?幸君、すぐ医務室に!」
幸「大丈夫だ・・・・・・・」スッ
零「何今の?すごい!鼻血が止まった。」
シナ「、ホッ」
アハハー(真顔)、すごいでしょ〜。私、最近鼻血を自力で止めれるようになったのだ〜。
神経を集中させると「スッ」ってとまるのだ。
シナ「それじゃあ、行きましょうか。」
幸「あぁ、迷惑をかけたな。」
シナ「気にしないで。」ニコッ
零「うんうん。」
私達が到着すると朝礼が始まった。学園長が「わしが合図を出したら出てこい」と言っていたので
今は零と雑談しながら待ってる、にしても自己紹介かー。あー、面どくせぇ。
零「ねぇ、兄さん、思ったより人が多いね。なんか緊張してきちゃった。」
緊張か〜、可愛いな〜。
幸「大丈夫だ、名前だけ言ってすぐ戻ればいい。」
零「えぇ、でも、もうちょっと何か言った方が。」
幸「空から落ちて死にかけましたとか?私、多分あれであばら折れたよ。」
零「ふふっ、それ、絶対普通じゃ信じてもらえないよ。」
あ、笑った、もう、可愛いとしか言いようがないな。これで少しでも緊張が解れてくれれば良いんだけど。あっ、合図だ。
幸「零、合図があった、行こう。」
零「う、うん。」
幸「私が先に自己紹介して後から零が来るでもいいが、」
零「いや、兄さんを一人にさせるわけにはいかないし・・・僕も行くよ!」
幸「ありがとう、心強いよ。」
そして、私達は目的の場所に向かって足を進めた。
でも、やっぱ自己紹介は面倒だ、ささっと終わらせよう。
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ユキナ - とてもおもしろかったです!更新待ってます( *・ω・)ノ (2019年5月19日 8時) (レス) id: 2f84e3a301 (このIDを非表示/違反報告)
小豆もち - はじめまして!返信遅れてすまいすみません!名前変更はしてないんです。申し訳ありません!! (2018年11月11日 21時) (レス) id: 2932db30f1 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - はじめまして!名前変更可能ですか? (2018年10月18日 0時) (レス) id: 9ff0393da1 (このIDを非表示/違反報告)
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