恋のキューピッド２ ページ22
チャニョルside
同じ大学に同じサークルに入った俺とA
可愛い優しくて何事にも一生懸命なAを好きにならないはずがなかった
Aは小さくて、すっぽり俺の腕の中に収まって
俺の腕の中で
「へへ、チャニョルおっきいね」
Aはそう笑って
俺もつられて笑って
そんな楽しい日々を何回描いたことか
今はかなり受け入れることができたけど、
はじめは全く受け入れることが出来なくて
2人を避けてしまったこともあった
だけど2人とも電話でもメールでも俺の心配ばっかしてきた
どれだけ優しいんだよ、本当に
だからもう決めたんだ
Aが好きだったことは誰にも言わない
今まで通り、あの2人には接しようって
プルルルル
着信:A
「もしもし」
A「もしもしー、チャニョル？
誕生日おめでとう！」
「なんだよA〜、今日は素直じゃん！ありがと」
A「うへへ。チャニョル、本当にありがとう。チャニョルのおかげで私今すごく幸せなの」
「いいよ、Aがとベクが幸せなら俺も幸せ！だけど、俺にも最高の恋人できないかなー！」
どんな内容か予想してたから、なんとか明るくやり過ごせた
A「チャニョルにならきっとできるよ、最高の恋人。チャニョルは思いやりがあるから、みんなを幸せにしてくれるから、きっとそんなチャニョルには神様が最高の恋人をプレゼントを用意してくれてるよ！」
幸せにしたかったのは
俺が幸せにしたかったのは
Aだけだったのに…
「ねえA、大好きだよ」
A「なに、チャニョル。いきなり〜
"私も大好きだよ"いい誕生日を過ごしてね」
カチャン＿＿＿＿＿＿
丁寧に切られた電話
さっきまでAと話していたこのケータイを握りしめて
今日だけ
今日だけでいいから
Aを思って泣いてもいいかな？
「愛してる…A」
これで最後にするから
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作者名：しず | 作成日時：2016年11月28日 17時
