EXO短編集 (ページ20)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:25,731 hit

ワンコ系男子６ページ20

少し落ち着いたベクは

BK「俺ね、ずっとAのそばにいたい。Aが俺の近くから居なくなっちゃうって考えるだけで嫌。俺面倒くさいよね、ホントごめん。でも」

"これからもAを好きな気持ちは変わらない

むしろどんどん好きになっていくと思う

だから

Aのそばにいさせてくれないかなぁ"

ベクの濡れた目が私の目を捉える

視線は外らせるはずもなく

ただベクが言ったセリフが頭の中をグルグルとまわり、涙が溢れるだけだった

「私にだってこれから先ずっとベクが必要なの。ベクしか要らないの…！」

周りの目は私たちへ向けられていた

でもそんなの気にしなかった

ベクと一緒なら

全然へっちゃらだった

大好き

大好きだよ、ベク

帰り道

BK「いや～、今日は沢山泣いたね」

「ふふ、そうだね笑」

BK「もうほら、目がパンパンだよぉ」

どうしてくれるの、Aと肘で私を突いてくる

「やめてよ、ベク笑。私が悪かったから～」

BK「ホントだよー、これからは記念日が近くなったらカウントダウンを始めようかな」

「チャニョルの誕生日かと思っちゃうかもよ？」

BK「んー、じゃあやめよ笑笑」

ってか、本当に後で電話しないとなーとベクは言う

チャニョルは私たちの共通の友達でもあり、

チャニョルが私たちを会わせてくれた

いわゆる恋のキューピッドだ

だからチャニョルには感謝してもしきれない

私からも後で電話しとかないと

BK「そうそう、家に帰ったら指輪あげるよ！」

「え、そういうことはお楽しみじゃないの？」

BK「だって隠し事はしたくないんだもーん」

「はいはい」

BK「でも、Aからのプレゼントは無いのか～」

いや、ある！＿＿＿＿

そう言って私の耳元でベクが囁く

＂今日のプレゼントはAだから"

「なっ///」

BK「覚悟しといてね～」

そう言ったベクは駆け足で走り出す

「やー！ベク待って！」

あのあと無事家に着きました

チャニョルに電話？

しましたよ、ちゃんと

ん？そのあと？

ベクとどうなったって？

まあ

ベクがワンコじゃなくなりましたね＿＿＿＿＿＿