第118話 ↓ ページ43
A「そんなかんじです。攘夷志士に勧誘されないため…っていうのもあるんですけどね」
私はあの時沖田さんたちに保護されてとても良かったと思っている。
もし保護されなかったら死んでたかもしれないし、運が悪いと聖徳太子のところに連れてかれてピーマンだらけの生活を送っていたかもしれない。
土方「梅園さんは知っているか?『神真予言書を崇める会』という攘夷グループ。そいつ、がどうやらこいつを狙っているらしく、先日も誘拐されたばかりなんだ。
元々は攘夷志士であることを疑って保護してたんだが今は攘夷志士から守るために保護してるかんじだな。
能力があるとはいえこいつは能力を使うと体力をものすごく消費するらしく必ずしも無敵ってわけではなくてな」
…あまり崇める会については触れられたくなかったんだけどなぁ。
梅園さんのことだ。崇める会がどうして私を狙ってるかとか聞いてきそう。
梅園「土方君、ちょっとお願いがあるんだけどええか?」
梅園さんは副長の言ったことに対して軽く頷くと副長にそう質問した。
良かった。聞かれなくて。正直難しいからな。聖徳太子とか神様とかの説明が。
聞いてるだけならいいけどいざ説明するとなると難しい。質問に必ず答えられるとも限らないし。
土方「あぁ」
副長はしっかりとうなずいた。
梅園「俺をもう一回真選組で働かせてくれへん?正直孫の体で自分の息子と接するのは変な気分なんや。
真選組なら泊まり込みで働けるし、知り合いもたくさんおるし。
それに真選組の台所にいろんな道具置きっぱなしにしてたからそれも使いたいしな。
もちろん粛清とかそういうのも参加するで。料理一筋になる前のように」
梅園さんが真選組に?ってことは私はほぼ毎日梅園さんにお嬢ちゃんって言われる生活をしなきゃいけないんだろうか。
まぁ慣れればいいだけの話なんだけど。これまでにたくさんのことに慣れてきたように。
土方「分かった。近藤さんに相談に行ってくる。梅園さんなら大丈夫だと思うけどな」
副長はそう言うと副長室から出て行ってしまった。結果私と梅園さんが2人きりになってしまったわけである。
…何を話せばいいんだ?梅園さんの年齢はたぶん私の祖父と同じくらいだから気軽には話せない。
だからといって無言も気まずい。一体どうすれば…
梅園「なぁお嬢ちゃん」
梅園さんが急に私に話しかけてきた。
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さどぱか(プロフ) - ありがとうございます。土曜日の夜にはきっと更新再開すると思うので是非読んでください!更新頑張ります! (2020年4月9日 7時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
☆神楽☆ - すごく面白いです!更新頑張って下さい!! (2020年4月8日 19時) (レス) id: e9262c735d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さどぱか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/
作成日時:2020年2月16日 13時