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顔面に当たったものは、バトミントンの羽。…山崎さんだ。
っていっても、実際に山崎さんが悪いわけではない。
山崎さんと戦っている相手が、熱中しすぎて、思いっきりラケットを振ってしまうのだ。
そして、天高く舞い上がった羽が辿り着く先が私の顔面であることが多い。理由は全く分からないけど。
私は羽を山崎さんたちがいるであろう場所に向かって思いっきり投げた。届くことを祈って。
しばらく屯所内を歩いていると、アイマスクをつけて寝ている沖田さんを見つけた。
私は起こさないように、そっと近づき、
A「鬼はぁぁ外ぉぉ‼」
と、大声で叫びながら沖田さんに向かって豆を投げつけた。
沖田「何するんでィ。A。」
沖田さんは、アイマスクを取り、私を睨んだ。
そういえば、怒られた時の言い訳を全く考えてなかったな…。でも、早く答えないとと思い、咄嗟に言い訳をする。
A「沖田さんの性格の悪さは沖田さんの心の中にいる鬼のせいかと思いまして…。」
すると沖田さんは、
沖田「ふぅん。俺がいつAさんに悪さを仕掛けたっていうんですかィ?」
と、言ってきた。
A「いつもです。」
私が沖田さんにそう返すと、
沖田「今もですかィ?」
と、沖田さんは返してきた。
沖田さんの態度からして、絶対に沖田さんは自覚しているはずだ。
A「『ほぼ』いつもってことです。沖田さんがサボってしなかった仕事は誰がすると思ってるんですか⁉」
沖田「土方さんと…A。」
A「分かってるなら、ちゃんとやってください‼」
私は、沖田さんにムカついたので、豆を投げつけながら、そう言った。
沖田「痛ててて…何するんでィ。…ところでA、真選組には『鬼』の副長がいるのになんで俺なんでさァ?」
A「副長は熱を出しているじゃないですか。
豆は、障子に向かって穴が空くくらい思いっきり、投げつけてきましたけど。
で、『鬼=悪い奴』という考えで、沖田さんと万事屋さんに豆を投げつけることに決めたのです。」
沖田「Aにとってどうして俺が悪い奴かは少しだけ理解できやしたが、どうして旦那も?」
悪い奴っていうのを少ししか理解できないって…。でも、これ以上説明しても、永遠に理解されることはないだろう。
A「神楽ちゃんや、新八君にお給料をあげないからです。
ってことで、豆を投げつけに行ってきます。」
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さどぱか(プロフ) - 朝見たら、君の作品が更新されてた!見てきます!あと、コメントありがとう!(KYSさんが大好きなあなたのリア友より) (2020年2月6日 6時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ少年(プロフ) - やあ☆((ごめん。ンンッ続編おめでとおおおおおおうッッッ!!!お気に入りとかしといた!!頑張れ!!あと私の作品のコメントありがとう!!(リア友より) (2020年2月6日 0時) (レス) id: 4071674049 (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - アリサさん» 続編も読んでくださり、有難うございます。 (2020年1月9日 17時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - えっ.....。 このお話、、、めっっっちゃ好こ。 (2020年1月6日 23時) (レス) id: c696a7446c (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - 猿山のゴリーランドさん» コメント有難うございます!コメントしてくださって大丈夫ですよ!これからも更新頑張るので、よろしくお願いします! (2019年12月29日 15時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さどぱか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/
作成日時:2019年12月28日 20時