真選組の黒ずきん【銀魂】

第12話 ページ15

真選組の局長の近藤さん…やはり私が知っている新撰組と似ている。


もしかしたら、ここの世界は、日本の開国がアメリカではなく、天人により、行われていたら…みたいな世界なのかもしれない。


そして、実在の人物や団体の名前をもじったりした世界なのかもしれない。


と、一人で納得する。私はさっきの予想があっていたので調子に乗ってもう一つ予想を立ててしまったが、誰にも話さなければ、バカにされるなんてこともないし、いいだろうとまたまた一人で納得していた。


私は食事を食べ終わると食堂のおばちゃんにお礼を言い、食堂を出た。


沖田さんが局長室まで連れて行ってくれる間に近藤さんがどのような人が尋ねた。


A「沖田さん、近藤さんってどんな感じの人なんですか？怖かったりとかしませんか？」


すると沖田さんは、


沖田 「周りの人に見た目がゴリラって言われるとか、ストーカーしたりとかしてやすが、どこにも行き場のない俺たちを救ってくれたとても心の広い方でさァ。」


…果たして沖田さんは話の前半をディスるために言ったのか、それとも後半の話をよく聞こえさせるための作戦だったのか…


ちなみに私は後者だと思いたい。しかし、警察組織のリーダーがストーカーなんてしてもいいのだろうか？…ダメだよな。


そして見た目がゴリラってどんな感じなのだろうか。


私は顔を思い浮かべようとするが、ゴリラしか出てこない。


そんなことを考えている間に私たちは局長室についた。


沖田 「入りやすぜィ、近藤さん。Aさんを連れてきやした。」


と、一声かけると、襖を開いた。中にいたのは、土方さんと…


A「ゴリラ？」


そこにはゴリラがいた。毛並みまでそっくりである…なんて思っていたら後ろから男の人が出てきた。


少しガッチリしていてまるで…ゴリラを人間化したらこうなる！みたいな感じの人だ。


そうか、この人が近藤さんなのか！


私がそう察すると、


近藤 「真選組局長の近藤だ。局長だなんて堅苦しい呼び方じゃなくて、近藤さんと、気軽に呼んでくれ。

みんなもそうだしな。よろしく、城ヶ谷Aちゃん。」


と、言い、握手をした。体通りのガッチリとした手で力強く握られた。


A「よろしくお願いします、近藤さん。」


私は笑顔で近藤さんに言った。

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