アイドルがアイドルに恋した話 S.S

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side change




『〜〜〜ぁあ、むりっ』





今日のライブも終わりホテルのベッドの上で項垂れ かれこれ1時間。
手元の携帯の画面に映し出されているのは、
何度見ても彼とのトーク画面。

なんて連絡したらいい、？
それとも勝利くんからの連絡を待つ？




【 悪魔＆天使 登場 】


悪 (普通によろしくお願いします的な感じで送れば？)

天 (私から連絡をするなんて、勝利くんが私なんかのために返信してくれる無駄な時間を作るってことよ？！)

悪 (結局連絡なんも出来ないじゃん！)

悪 (じゃあなに？勝利くんから連絡させるってこと？)

天 (そ、っそういうわけじゃ……)




……毎回天使負けてる気がするな。


【 結論 : 自分から連絡 】






『う"……うぅ』



打ってみたはいいものの、長いかなとか 余計なことを思って消したり打ったりしてまた時間が過ぎ去っていた。





『もう11時半？！この時間に連絡は…』


また送れない無限ループに突入しようとしていた時だった。






ぶーっ


『え』




victoryコンサートお疲れ様でした。



待って待って待って？
勝利くんから連絡来ちゃったよ？

それはまだいいんだけど、私
既読を秒でつけてしまったんだが？！


死にたい……






悪 (こうなったら何も知りませんよ感で
ありがとうございますって送っちゃえ！)


そ、そうだね！


私の中の悪魔に後押しされて送信した。
今までの時間はなんだったんだろう……




ぶーっぶーっぶーっ


『？！！！』


携帯のバイブレーションに驚いて携帯を落としそうになる。慌てて画面を見たらvictoryと表示された人からの電話だった。

考える時間もなく電話を出てしまって後悔した。






『も、もしもし……？』

" …… "





待って無言とかそんなことある？
もしかしたら間違えとかもあるし……
こんなに電話に緊張したのなんて初めてだ。





" あのっ "







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