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翌日、マネージャーとしての初出勤日。
早速今日は歌番組の収録で、ソンウさんと一緒に行動して仕事を覚えていく。
それと同時にメンバーたちをよく観察してどんな子達なのか見てみることにした。特に異性ということもありAちゃんをよく見ておくことにした。
HS「ちょっとA、収録前にお菓子食べちゃダメでしょ？ブサイクになるよ」
「でもお腹すいちゃって……」
HS「お菓子はダメです。ゼリーでも食べてなさい」
「オッパ、ゼリーなんてただの水分ですよ！」
HS「そう？じゃあ食べなくていいよ」
「……食べるもん！」
ヒョンソクくんはAちゃんを完全に子供のように扱っている。
あんなにピアス空いて髪も金髪でどう見てもバイクを盗んでいそうなヤンキーのビジュアルなのに、眼差しが母親そのものだ。
お菓子を没収され、悲しい顔でゼリーを食べるAちゃんの隣にスっとドヨンくんが座った。
DY「ヌナ、これも食べていいよ」
「……いいの？」
DY「うん、俺お腹いっぱいだし」
「ありがとう……」
HS「……ヤー、どっちが年上だよ」
自分の分のゼリーを差し出すドヨンくんと、大人しく受け取るAちゃんと、それを見て呆れるヒョンソクくん。
この3人は練習生の時からずっと一緒らしいし、お互いのことをよく知っていそうだ。
少ないゼリーをモグモグと噛み締める彼女に、今度はマンネのジョンファンくんがちょっかいをかけ始めた。
SJ「ヌナ、収録緊張するのでハグしてください」
「緊張？歌番何回目だと思ってるの」
SJ「俺は何回目でも初心を忘れないんです！ハグしてください」
「しません！」
ジョンファンくんの熱烈なアピールをバッサリと振るAちゃん。
面白くてクスクス笑うと、それに気づいたジョンファンくんが「なんですかドギョムヒョン！ヒョンもヌナのこと狙ってるんですか？」と聞いてきた。
HS「おま……なんて失礼なことを！ヒョンがAを狙うわけないだろ！」
SJ「だってこっちを見てたから！」
HS「ヒョンはもっと大人っぽくて女性らしい人が好きなんだよ！ね！ヒョン！」
DK「あ、いや、」
DY「あはは、確かにそれならヌナは違うね」
「おい」
SJ「……確かに大人っぽくて女性らしいのはヌナじゃない」
「納得するな！」
みんながそれをボケなのか本気で思っているのか分からないが、キレキレのツッコミをするAちゃんが面白かった。
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作者名：どりぃ
| 作成日時：2024年3月19日 0時
