find your TREASURE!!

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「ありがとう！また来てね〜！」

「はーい！」




サイン会も終盤に差し掛かってきたところ。

そろそろ手が痛くなってきたなと思いながら次の女の子のファンが私の前に座る。




「はじめまして、わたしにほんからきました！」

「日本！えー！ありがとうございます！」

「Aオンニ大好きです！」

『わたしもだいすきー！』




なんせ周りに日本人がたくさんいる環境だから、基本程度の日本語はもちろん、簡単な会話くらいなら喋れる能力はある。

それになによりトレジャー自体が日本語ばかり喋るグループだ。日本のファン層が厚い。




『今度アサヒやハルトと日本来てください！』

『いく！ユニバ！』

『ディズニーも来てください！』

『いく！』

『行く日決まったら私も行くので教えてくださいね！』

『みんなにはないしょで教えちゃおうかな』




かわいい顔でしれっとこういうこと言っちゃうんだから。




『オンニ、ジェヒョクオッパとアサヒオッパができてるって本当ですか？』

『うわー、そのふたり、いつもいっしょにいてきもちわるいよね。前もベットでコソコソと……』

AS「ヤー、変な事言うなバカ」

「い、痛い……」

AS『トゥメちゃん今言ったこと全部違うからね』

「後ろから叩かないでよ……」




自分はもう最後のファンの子の相手が終わったのか、私の後ろにやってきて急に会話に入ってきた。

ファンの子は『アサヒオッパとAオンニのケミ大好きです♡応援してます♡』と言い残し、ジュンギュオッパへの方へ移動した。




AS「なんか今日Aと付き合ってるのかって質問ばっかりだったんだけど。お前なんかした？」

「私じゃなくてドヨンだよ。あの子がウィバースで変な噂を流すから……」

AS「あの時のか……」




私と同様と質問をアサヒも沢山くらったらしい。

全く悪びれる様子もなくケロっとした様子のドヨンを見て、2人で頭を抱えた。



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