find your TREASURE!!

09. ページ9

.




「かぁっわいい〜〜〜……うちのマンネになりなよ」

「無理です」

「即答」

「トレジャーのマンネはジョンファンだけです」




名前ひとつ呼ぶのにこんなに可愛いことある？

見つめると面白いくらいに顔を赤くするから、それもまた可愛くて、ついついじっと見つめてしまう。




JW「Aヌナ、なにしてんの」

「この子のこと見つめてるの。赤くなるから可愛い」

JW「へー。Aペン？」

「は、はい！」

JW「ヌナのどういうとこが好き？」

「あ！私も聞きたい！」

「そんなのたくさんあります！顔ももちろん好きだけど透明感あってずっと聞いていられる歌声とか練習を怠らないところとか溢れる人柄の良さが特に大好きです！！」

JW「おお」

「そんなに私のこと推してくれてるなんて……！本当にありがとう！」

JW「ちなみにヌナ貧乳だけど大丈夫？」

「まじでやめろ」



余計なことを言うジョンウの頭を叩くと、この子の時間が終わって、名残惜しく手を振って次のジュンギュオッパに送り出した。

「可愛かったなぁ」なんて言ってると、そんな私をジョンウは隣からじっと見つめてくる。

視線に耐えれなくて「見すぎ」と横をむくと「Aヌナ」と名前を呼ばれた。




「…なに？」

JW「ヌナはああいう弟の方が好き？」

「え？」

JW「……いや、なんでもない」

「え？え？」



突然そんなこと言われるものだから意味が分からなくて。

ジョンウを見ると少し不機嫌そうな顔だった。

なにをそんなに怒ってるの、と聞こうとしてやめる。

もしかしてジョンウ……




「………ジョンウ、もしかして嫉妬した？」

JW「は？」

「私があの子にメロメロだったから……やだ、万年反抗期ジョンウが嫉妬！？きゃー！私のこと好きすぎじゃんー！」

JW「……」

「いいんだよ素直に言って。Aヌナは俺の大事なヌナだって！」

JW「ちげーよ！！調子乗んなまな板が！！」

「痛い！」




ものすごい形相で頭を叩かれた。



.

10.→←08.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す