06. みんな大好き!サイン会 ページ6
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「Aオンニ!私の名前をサインの隣に書いて欲しいです!」
「はーい任せて!」
「ありがとうございます!」
私の写真がデカデカと載ったアルバムに自分のサインとファンの子の名前を書く。
サイン会はファンと間近に触れ合えるお仕事の1つで、その日1日がサイン会で潰れるけど私は結構好きだ。数年前はリモートでしか出来なかった分、楽しさが比じゃない。
やってくるトゥメはみんな綺麗にオシャレしていて色んなメンバーのうちわやスローガンを持っている。
「オンニ、最近はアサヒオッパとどうですか?」
「……どうもこうもなにもありませんが」
「え?2人は付き合ってるんじゃないんですか?」
「付き合ってませんよ!?」
私がハハハと乾いた笑いを落とすと同時に「ええ!?推しケミなのに……」とがっくり肩を落とす目の前のトゥメ。
なぜこのようなおかしな噂が出回っているかと言うと、全ては数日前のドヨンのせいである。あの子、ファンにまでバラしてるのか。
一番端の席でのほほんと笑ってるドヨンを見てため息をついた。
「じゃあ本当は誰と付き合ってるんですか!?」
「えー?実は〜…………ヒョンソクオッ……いったぁ」
JK「これ以上誤解に誤解を重ねるんじゃないよ、バカ」
「バカにバカって言われたくないんですけど」
JK「トゥメちゃんこいつこの前みんなでホラー映画見た時……」
「ヤー!何言おうとしてるんですか!」
隣に座っていたジュンギュオッパが暇だったのか、私とトゥメちゃんの間に入ってきて、私の頭を叩いた。
私との時間だったのに申し訳なくて前を見ると、もはやメンバー同士の絡みがあればなんでもいいのか、彼女ははわわ!と喜んでいる。
「私今までアサヒオッパとAオンニのケミが激推しだったんですけど、こうやって生で見たらジュンギュオッパとのケミも最高ですね……!」
「……ありがとう」
JK「すげぇ嫌そうな顔するじゃん」
「してませんよ」
JK「目が笑ってない」
ちょうど時間が来て、そのまま彼女はジュンギュオッパの前の席に座り直す。
そして隣のジョンウからこれまた可愛らしい女の子がやってきた。
「オンニ!オンニはアサヒオッパとできてるってほんとですか!?」
「できてないってばー!!」
全てはキムドヨンせいである。
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どりぃ(プロフ) - はりやっこさん» はりやっこさん初めまして!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります!💖 (2月18日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - 初めまして!いつのまにか一気読みしちゃったぐらい面白いです!!!また続きを楽しみにしております(*'▽'*)♡ (2月16日 0時) (レス) @page36 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - あささん» ありがとうございます!みんな夢主ちゃんのこと大好きなんです(^^)ドキドキしていただけて嬉しいです!頑張ります! (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ちょこさん» ありがとうございます!リクエストかしこまりました!ジョンファンを甘やかす夢主ちゃん、かいてみます😊 (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 続きが気になります!!みんななんだかんだで好きな感じが滲み出てるのがちょっとドキドキします!笑 楽しみにしてます!! (2月13日 14時) (レス) @page30 id: 184dfc5a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どりぃ | 作成日時:2023年9月1日 19時