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DY「ヌナまだ寝ないんですか?」
「バンの中で寝たから眠れなくて」
DY「じゃあ………俺の腕の中で寝ます?」
「王子様発揮するのはトゥメの前だけにしようね」
自分の宿舎に帰るのがめんどくさくて、アサヒたちの宿舎のリビングでポチポチとスマホを触っていると、お風呂上がりのドヨンがやってきて私の隣に座った。
むにゃむにゃしながら目を擦っている。
「今日は宿舎の日なの?」
DY「うん、ひさしぶりに」
「じゃあ早く自分の宿舎帰って寝なよ」
DY「うわ、ひどい、女の子が夜中に一人で帰るのが危ないと思ってヌナを待ってたのに」
「あ、そうなの?」
私とドヨンは同じ宿舎だけどドヨンは基本実家通いだから宿舎にいるのはレアだ。
ハルトから最近アサヒが寝てないときいたから、「アサヒを寝かせてから帰るよ」というと「お母さんですか?」とツッコまれた。
AS「……こんなママ嫌なんやけど」
DY「うわ、ヒョンいつの間に」
「アサヒ最近寝てる?ママが寝かせてあげようか?」
AS「黙れよ。それよりA、俺の部屋にピアス置きっぱなしだった」
「え!なくしたと思ってたヤツ!ありがとう!」
いつの日かアサヒの作業部屋で寝落ちした時に邪魔で外したピアスを持ってきてくれた。
お気に入りだったから見つかったのが嬉しくて大事に自分のバックにしまう。
そんな私たちをドヨンがジトーとした目で見てきた。
「……なに?」
DY「……いや、ヌナたちって実はできてるのかなって」
AS「おい、冗談でもやめろ」
「そうだよ。私はもっと身長の高い男の中の男が……」
AS「俺の身長が低いってこと?」
「やだなー!そんなこと一言も言って……ごめんなさい」
身長いじりをすると睨まれて秒速で謝った。
それでもなお、怪しむようなドヨンの視線が突き刺さる。
DY「じゃあなんでアサヒヒョンの部屋からヌナのピアスが出てくるんですか?」
「まぁ大人の事情ってことで……」
AS「ヤー。変な言い方やめろ」
DY「俺ヌナ達と2歳しか離れてないですよ!」
「2歳の壁がでかいのよ」
AS「ドヨン、これはAが俺の部屋で作業してたときに忘れていったピアスだよ」
DY「え、作業……?なにかの隠語ですか……?」
AS「おい、ちげぇよバカ」
このドヨンのせいでしばらくの間、私とアサヒとの関係について変な噂が流れた。
勘弁して欲しい。
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どりぃ(プロフ) - はりやっこさん» はりやっこさん初めまして!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります!💖 (2月18日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - 初めまして!いつのまにか一気読みしちゃったぐらい面白いです!!!また続きを楽しみにしております(*'▽'*)♡ (2月16日 0時) (レス) @page36 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - あささん» ありがとうございます!みんな夢主ちゃんのこと大好きなんです(^^)ドキドキしていただけて嬉しいです!頑張ります! (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ちょこさん» ありがとうございます!リクエストかしこまりました!ジョンファンを甘やかす夢主ちゃん、かいてみます😊 (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 続きが気になります!!みんななんだかんだで好きな感じが滲み出てるのがちょっとドキドキします!笑 楽しみにしてます!! (2月13日 14時) (レス) @page30 id: 184dfc5a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どりぃ | 作成日時:2023年9月1日 19時