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MG「なんでここにいんのお前」
「……」
MG「てかなにその格好。やばすぎでしょ」
どうにかジフンオッパの腕から逃げ出し、スッピンパジャマのままマネージャーの車に転がり込んだ。
普段ならジェヒョクたちとバンで移動するけど、あんな様子のおかしい人達と一緒にいれない。
「オッパ……やばいかもしれない」
MG「なにが」
「トレジャー解散の危機かも……」
MG「なんでだよ」
思い出しただけでもゾッとする2人の豹変ぶりに、これからのトレジャーは大丈夫かと不安になる。
マネオッパは冗談だと思ってるのか真面目に話を聞いてくれなかった。
少し早めに事務所につき、気を紛らわせるために先に自主練を始めることにした。
「あ、ドヨンおはよ」
DY「おはようございますヌナ」
実家暮らしのドヨンもみんなより早めに練習室に来ていた。
「あれ、ヌナが起きたまんまの格好で来るなんて珍しい。ジュンギュヒョンみたい」と喋りながら靴を履き替えている。
「それが聞いてよ、今朝ルームメイトの様子がおかしくてさ」
DY「ジフニヒョンとジェヒョギヒョンですか?」
「そう。もう思い出しただけで鳥肌が……」
DY「なにされたんですか」
笑いながら聞いてくるドヨンはいつも通りで、よかったと胸を撫で下ろす。
「朝起きるなり抱きついてきたりおでこにポッポしてきたり……怖すぎんだけど……」
DY「ええ?あのふたりが?」
「信じられないでしょ」
DY「夢でも見てたんじゃないですか?」
やっぱりドヨンも信じられないのか本気にしてくれなかった。
たしかにこの長い付き合いの中あんなおかしな2人は初めてみた。あれは夢だったと思う方がまだ納得いく。
……うわ、ダメだ。思い出したらまた鳥肌が。
DY「あ、ヌナ寝癖ついてる」
「え?どこ?」
DY「ここ」
ブリーチで少し傷んだ後ろ髪を撫でられる。
何もかもそのままで急いできたから気づかなかった。
「今日くらいいいかな」と笑うと「はい、ヌナはいつでも可愛いから大丈夫です」と言われた。
「あはは、照れる」
DY「ほんとのことですよ」
そう言って肩まで伸びた髪の毛を1束すくって、ちゅっとキスを落としたドヨン。
しばらく固まって、ぼっと顔が赤くなった。
「な、なにしてんの!?」
DY「したくなって」
「したくなってじゃないよ!!」
DY「ダメでした?」
「ダメでしょ!!?」
やっぱり今日のトレジャーは何かおかしい!!
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どりぃ(プロフ) - はりやっこさん» はりやっこさん初めまして!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります!💖 (2月18日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - 初めまして!いつのまにか一気読みしちゃったぐらい面白いです!!!また続きを楽しみにしております(*'▽'*)♡ (2月16日 0時) (レス) @page36 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - あささん» ありがとうございます!みんな夢主ちゃんのこと大好きなんです(^^)ドキドキしていただけて嬉しいです!頑張ります! (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ちょこさん» ありがとうございます!リクエストかしこまりました!ジョンファンを甘やかす夢主ちゃん、かいてみます😊 (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 続きが気になります!!みんななんだかんだで好きな感じが滲み出てるのがちょっとドキドキします!笑 楽しみにしてます!! (2月13日 14時) (レス) @page30 id: 184dfc5a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どりぃ | 作成日時:2023年9月1日 19時