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それからなにごともなく3日間のスケジュールが終わり、やっと宿舎に帰れることになった。

揺れるバンの中はとても静かで、隣のアサヒも後ろに座るヨシノリオッパもジュンギュオッパもみんな眠っていた。




「……」




そんな中私だけが眠れずにぼーっと窓の外を見ていて。

長い長い移動時間だったのに結局一睡もしないまま宿舎に着いてしまった。




YS「ん……ついた…?」

「着きましたよ」

JK「早く帰りたい……」

「もう目の前です」




寝ぼけたオッパたちを引きずるようにバンから降ろし、エントランスに向かって歩く。

まだ他のバンは到着してないようだ。




AS「帰ったら作曲しないと」

「え、今から?頑張るね」

AS「まるまる3日間出来てないからさ」

「ふーん……あ、寝癖ついてる」

AS「やめろ」




ぴょこんと跳ねた前髪を触るとペシッと払われた。ひどい。

未だ寝ぼけたままのオッパ2人を連れてエレベーターに乗り込み、私たちが住むフロアまで一気にあがる。

急に安心して眠気が襲ってきた。

うん、帰ったらまず寝よう。




「ほらヨシノリオッパしっかり!そんな顔ファンが見たら泣いちゃいますよ」

YS「んー……」

「もう家は目の前ですから…」




エレベーターの扉が開いて1歩踏み出してそのまま足が止まった。


私やジフンオッパが住む部屋の扉の前に知らない男の人が立っていたからだ。

覗き穴から中を見ようとしていて、それが気持ち悪くて、背中に嫌な汗が流れる。何しているの、あの人。

……いや待って。あの髪型、スタイルは見覚えがある。




「……………まじか」




彼はホテルで会ったすれ違ったあの人だ。



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どりぃ(プロフ) - はりやっこさん» はりやっこさん初めまして!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります!💖 (2月18日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - 初めまして!いつのまにか一気読みしちゃったぐらい面白いです!!!また続きを楽しみにしております(*'▽'*)♡ (2月16日 0時) (レス) @page36 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - あささん» ありがとうございます!みんな夢主ちゃんのこと大好きなんです(^^)ドキドキしていただけて嬉しいです!頑張ります! (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ちょこさん» ありがとうございます!リクエストかしこまりました!ジョンファンを甘やかす夢主ちゃん、かいてみます😊 (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 続きが気になります!!みんななんだかんだで好きな感じが滲み出てるのがちょっとドキドキします!笑 楽しみにしてます!! (2月13日 14時) (レス) @page30 id: 184dfc5a01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どりぃ | 作成日時:2023年9月1日 19時

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