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全然振り頭に入らなかったな、体調戻ったら練習詰めないとな、とか考えながらソファに横になる。

1人足早に宿舎に帰ってきてぼーっとテレビを眺めているけど、内容は頭に入らないし、この空間に1人ということが無性に寂しくなる。

誰か早く帰ってこないかな、なんて考えながらテレビのチャンネルを変えると、玄関が開いた音がした。




JH「あ、もう帰ってたんだ」

「おかえりなさい」

JH「ただいま」




おそらく残って自主練でもしていたジフンオッパが帰ってきた。

「お邪魔しまーす」とその後ろにヒョンソクオッパもいて、入ってくるなり「あーこら!」とソファで寝転がる私に毛布をかける。




HS「女の子が体冷やしちゃいけません!」

「あ、はい……」

HS「今日は体調悪いの気づけなくてごめんね」

「いやそんな!全然大丈夫なんで謝らないでください!」




ジュンギュオッパのせいでもれなく全員に生理ということを知られ、ヒョンソクオッパに顔を赤くして謝られた。

オッパは責任感が強く、メンバーの体調や様子をいつも気にしているから、私の体調に気がつけなかったことが悔しいんだと思う。

でもその気遣いが逆に恥ずかしい。だって風邪じゃなくて生理だよ?




HS「無理な時はちゃんと無理って言ってよ?倒れたら元も子もないんだから!」

「ありがとうございますオッパ。優しい……」

HS「心配したんだからー」

「身に染みます」

HS「まぁ俺よりもジフンの方が心配してたんだけどね」




冷蔵庫から取り出した水をゴクゴク飲んでいたジフンオッパがブッと吹き出す。

「ジフンオッパが私の事を心配!?」と喜べば「あんな幽霊みたいな顔して踊ってたら誰だって気になるでしょ」と言われた。

……私そんな青白かった?




JH「としおくんかと思ったわ」

「そんなにおぞましい色だったんですか……」

JH「もう大丈夫なの?」

「はい!休んだら楽になりました!」

JH「ふーん」




ジフンオッパに心配してもらえるなんて悪いことだけじゃないな、とニコニコしながら毛布をかぶり直した。



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どりぃ(プロフ) - はりやっこさん» はりやっこさん初めまして!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります!💖 (2月18日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - 初めまして!いつのまにか一気読みしちゃったぐらい面白いです!!!また続きを楽しみにしております(*'▽'*)♡ (2月16日 0時) (レス) @page36 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - あささん» ありがとうございます!みんな夢主ちゃんのこと大好きなんです(^^)ドキドキしていただけて嬉しいです!頑張ります! (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ちょこさん» ありがとうございます!リクエストかしこまりました!ジョンファンを甘やかす夢主ちゃん、かいてみます😊 (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 続きが気になります!!みんななんだかんだで好きな感じが滲み出てるのがちょっとドキドキします!笑 楽しみにしてます!! (2月13日 14時) (レス) @page30 id: 184dfc5a01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どりぃ | 作成日時:2023年9月1日 19時

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