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JH「何ダメって。俺もこの部屋の住人なんだけど」
「だ、ダメです!絶対だめ!」
JH「もう開けたけどね」
「ぎゃー!!」
心の準備ができる前にジフンオッパが帰ってきて、私の抵抗なんて関係なしに玄関の鍵を開けてしまった。
ドタバタとリビングに戻りそこら辺にかけてある誰のか分からないコートを着ると同時に、「ヌナ?」とジョンウが顔をのぞかせた。
JW「え、すごい!飾り付けされてる!」
HR「見られたくなかったのってこれですか?」
「ま、まぁ……あはは」
ハロウィンパーティー用に飾ったリビングを見てハルトとジョンウの2人が驚く。
それからゾロゾロとみんなが中に入ってきて、おー!と驚いたあと自由に座ったりお菓子を食べ始めたりした。
JK「その耳何?ハロウィンだから?」
「…そうです」
JK「へー、いいね、俺もなんかつけよーっと」
JE「てかA、なんでもっと早く部屋開けてくれなかったの」
「あはは、色々あって……」
JE「はあ?」
DY「ヌナ部屋でコートなんか着て暑くないんですか?」
「全然暑くない!」
幸いにも頭に着けたカチューシャは誰にも疑問に持たれることはなく、むしろみんなおいてあるカチューシャをつけ始めるから馴染んでいった。
そんな中ジフンオッパが私に近づいてくる。
JH「ねえA、それ俺のコートじゃない?」
「あ、そうなんですか?……ちょっと寒くて」
JH「汚れるから他の着てよ。貸すから」
「え、いや、これがいいです」
JH「それ高いの。脱いで」
「やだオッパ、脱げだなんて大胆な……」
JH「貧乳に興味ねぇよ」
「殴りますよ」
ジフンオッパが部屋着用の上着を持ってきてくれる。
それを受け取って部屋で着替えようとすれば「え、ここで着れば?」と言われ、冷や汗が流れた。
「…………いやーやっぱり女の子なんで着替える時は部屋で」
JH「誰が女の子だよ」
「私です」
JH「上着を変えるだけじゃん」
「いや、まあそうなんですけど……」
JH「なに、裸エプロンならぬ裸コートでもしてるの?人のコートで」
「やめてくださいしてないです」
JH「じゃあ着替えなよ」
ジフンオッパがコートに手をかけたとき、「ヌナー!!ただいま戻りましたー!」と大きな声が部屋に響き渡った。
私は頭を両手で抱えてしゃがみこむ。
「…………終わった、」
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どりぃ(プロフ) - はりやっこさん» はりやっこさん初めまして!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります!💖 (2月18日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - 初めまして!いつのまにか一気読みしちゃったぐらい面白いです!!!また続きを楽しみにしております(*'▽'*)♡ (2月16日 0時) (レス) @page36 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - あささん» ありがとうございます!みんな夢主ちゃんのこと大好きなんです(^^)ドキドキしていただけて嬉しいです!頑張ります! (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ちょこさん» ありがとうございます!リクエストかしこまりました!ジョンファンを甘やかす夢主ちゃん、かいてみます😊 (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 続きが気になります!!みんななんだかんだで好きな感じが滲み出てるのがちょっとドキドキします!笑 楽しみにしてます!! (2月13日 14時) (レス) @page30 id: 184dfc5a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どりぃ | 作成日時:2023年9月1日 19時