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「げ」
JK「なに」
「ヨシノリオッパ、場所変わりません?」
JK「失礼なやつだな!」
飛行機に入ってようやく一息ついたかと思えば、何故か席がジュンギュオッパとジフンオッパの間しか空いていない。
この2人の間に何時間も座っているのを想像するだけでも疲れて、通路を挟んで隣のヨシノリオッパに声をかければ、ジュンギュオッパから蹴りを食らった。
JH「なにA、俺の隣が嫌なの?」
「いや、そういう訳じゃないですけど……」
JH「じゃあ座んなよ」
「いやぁ……」
JH「なに?」
「座ります」
ニッコリ笑顔のジフンオッパにほぼ脅しのような形で座らされた。
イヤホンをねじ込むと、急に右耳のイヤホンを取られる。
「日本の曲聞くんだ」と当たり前のようにジフンオッパは私のイヤホンをはめた。
「オッパ、曲聴きたいなら自分ので……」
JH「いいじゃん別に。なに、それとも照れてんの?」
「んな馬鹿な………いえなんでも」
私のイヤホンは有線だから、オッパがはめれば必然的に距離が近くなる。
距離を取ろうとすれば睨まれたので大人しく自粛し、しょうがなく私がイヤホンを外そうとすれば、「ダメ」と制された。
カップルかなにかですか?私たちは。
「………………、」
意味のわからない距離感のまま15分ほど優里を聞いていた。
かくれんぼなんかしてないで早く寝たいのに、なかなか寝れない。
それだというのに隣のジフンオッパは疲れが溜まっていたのか私の肩にもたれてスヤスヤと寝始めた。それだけならまだしも、左にいたジュンギュオッパまで私にもたれて寝始めた。
「ヨ、ヨシノリオッパ……」
YS「……ごめん」
「そんな全力で目逸らさないで……」
成人男性の頭×2の重さに体がプルプル震える。
ヨシノリオッパに見捨てられ、結局私は着陸まで一睡もすることが出来ないまま二人の枕になったのであった。
「ちょっとジュンギュオッパ!服にヨダレ付いてるんですけど!?」
JK「俺Aの肩で寝てたの?どうりで寝心地が……」
「マジで殴りますよ」
JH「あースッキリした」
「こっちは寝てないですけどね!!」
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どりぃ(プロフ) - はりやっこさん» はりやっこさん初めまして!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります!💖 (2月18日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - 初めまして!いつのまにか一気読みしちゃったぐらい面白いです!!!また続きを楽しみにしております(*'▽'*)♡ (2月16日 0時) (レス) @page36 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - あささん» ありがとうございます!みんな夢主ちゃんのこと大好きなんです(^^)ドキドキしていただけて嬉しいです!頑張ります! (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ちょこさん» ありがとうございます!リクエストかしこまりました!ジョンファンを甘やかす夢主ちゃん、かいてみます😊 (2月13日 15時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 続きが気になります!!みんななんだかんだで好きな感じが滲み出てるのがちょっとドキドキします!笑 楽しみにしてます!! (2月13日 14時) (レス) @page30 id: 184dfc5a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どりぃ | 作成日時:2023年9月1日 19時