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「ジュンギュっ!ほんとに待って!お願い!」
JK「早く乗って」
「やっ!」
ジュンギュの強い力で車の中に押し込められる。
暴れてもその上から力で抑えられるだけでなんの意味もなかった。
ジフンさんは状況に全くついていけてなくて、真っ青な顔でただ呆然と立ち尽くしていたけど、そんなのお構い無しのジュンギュは「車だして」と運転手さんに声をかけた。
「やだ……ジフンさん!ジフンさん!」
JK「ヤー、いい加減にして。いつまで他の男のこと追いかけてんの?」
「うっ……」
広い車の後部座席で押し倒されて、またいつもみたいにたくさんのキスをされる。
それが嫌で嫌で仕方なくてジュンギュの体を押し返すけど、完全に怒っているジュンギュにはなんの意味もなかった。
JK「いつもみたいに優しい声でジュンギュって呼んで。大好きって言って」
「聞いて、ジュンギュのことは大好きだけどそうじゃなくて……」
JK「そうじゃないってなに?どんな意味が込められてようがAの『大好き』は俺にしか使わないでよ」
ジュンギュは私のロングスカートの中に手を入れて、その大きな手を私の太ももに這わせた。
そのまま内ももに手を伸ばしてくる。
感じたことない感覚に体がゾクッとふるえる。
JK「Aのこと自由にさせすぎた?前まで俺だけだったのになんでなの?」
「……、」
JK「なんで俺だけ見てくんないの?こんなに好きで愛してるのになんで?」
「わ、わたしは……」
JK「それともジフンみたいに罵倒してくる方が好きだったってこと?俺もお前のこと罵れば好きになってくれる?」
「違うよ……」
光の籠っていない目で見下ろされて怖くて目をつぶる。
ジュンギュが怖い。
キスも、体に触られるのも、その怖い顔も、全部嫌だ。
JK「俺はAがいない世界なんて耐えられない」
「……っ、」
JK「お願いだからどこにも行かないでよ…」
今までで1番乱暴なキスで、ジフンさんの名前を呼ぶ口を塞がれた。
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どりぃ(プロフ) - アラムさん» ありがとうございます!ジュンギュにこんだけ一途に愛されたいですよね(╥﹏╥) (5月6日 5時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
アラム(プロフ) - 良すぎます( i _ i )ジュンギュのこういう感じ似合います( i _ i ) (3月31日 8時) (レス) @page14 id: a54bdcc06c (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 😢🥺🥰 (3月26日 12時) (レス) @page14 id: 825bc8586a (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - りーさん» ドキドキして貰えて嬉しいです💞ありがとうございます!続きだしました! (3月25日 22時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ジニさん» ありがとうございます!!うわああ嬉しすぎます😭😭本当にお待たせしてしまい申し訳ありません😭これからも頑張ります!! (3月25日 22時) (レス) @page14 id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どりぃ | 作成日時:2024年2月20日 19時