54. ページ4
.
JK「ほらほら、早く帰るよ」
「待ってジュンギュ!なんでここにいるの!?」
JK「なんでって。Aの居場所くらい簡単にわかるよ?」
JH「ちょっといきなりなんなんですか!」
いきなり現れてAのことを連れていこうとする男の腕を掴む。
ジュンギュ。どこかで聞いたことある名前だ。
ジュンギュは可愛らしい顔のくせにそれに似合わないうざったらしそうな表情で俺を見て、大きな舌打ちをした。
JK「ヤー、離してくれる?シワになっちゃうから」
JH「……お前誰?なんでAのこと知ってんの?」
JK「Aの幼馴染だよ。ね?A」
俺の後ろのAにニッコリと笑顔で声をかけ、そのAは「そ、そうだけど……」と困ったような様子だった。
幼馴染がいたなんて知らなかった。
JK「分かったら離してくれる?俺はAに用があるから」
JH「……ただの幼馴染がなんでそんなに偉そうなわけ」
JK「ただの幼馴染じゃねぇよ」
JH「ちょ……!」
思っていた数倍の力で腕を掴まれ、痛みで声が出る。
こいつ可愛い顔してどこからこんな力出してんだ。
俺の力がゆるんだその隙に、ジュンギュはAに近づいてその手を取った。
JK「A、早く帰ろ」
「…か、帰らないよ。私今ジフンさんとデートしてるんだから」
JK「デートは終わり。お前はこれから俺と大事な話し合いをするの」
「私は話すことなんてない」
弱々しくも抵抗するAにジュンギュはイラついたのか、手を握る力が強くなった。
痛みで顔を歪めるAに向けて大きなため息をつく。
JK「はぁ…なんでこうワガママになっちゃったの?そんな子じゃなかったでしょ」
「………、」
JK「俺の知ってるAはもっと俺の事を見てくれてた」
それから光のない目で俺を睨む。
JK「……なぁパクジフン。全部お前のせいだよ」
JH「は、」
JK「……ほんっと死ねばいいのに」
背筋が凍った。
なんだこいつ。なんでこんなに死んだ目をしてるんだ。
.
939人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どりぃ(プロフ) - アラムさん» ありがとうございます!ジュンギュにこんだけ一途に愛されたいですよね(╥﹏╥) (5月6日 5時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
アラム(プロフ) - 良すぎます( i _ i )ジュンギュのこういう感じ似合います( i _ i ) (3月31日 8時) (レス) @page14 id: a54bdcc06c (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 😢🥺🥰 (3月26日 12時) (レス) @page14 id: 825bc8586a (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - りーさん» ドキドキして貰えて嬉しいです💞ありがとうございます!続きだしました! (3月25日 22時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ジニさん» ありがとうございます!!うわああ嬉しすぎます😭😭本当にお待たせしてしまい申し訳ありません😭これからも頑張ります!! (3月25日 22時) (レス) @page14 id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:どりぃ | 作成日時:2024年2月20日 19時