61. ページ11
.
「Aは道具じゃない？あいつはパク財閥とソ財閥を繋ぎ、次の後継を産むための重要な令嬢だ」
JH「それが道具だって言ってんだよ。1度もAの気持ちに寄り添ったことねぇだろ」
「血の繋がりがない娘になにを寄り添うんだ」
Aの父は血が繋がっていなくても俺とジョンウに優しく接してくれるのに、なんなんだこの違いは。
ジョンウが「ヒョン落ち着いてよ…」と宥めてくる。
また母さんも同じように父さんをなだめようとする。
たしかにこんな時にまで喧嘩してる場合じゃないが、俺は感情を抑えることが出来なかった。
JH「なんでお前はそうやって自分の欲を押しつけることしか出来ないんだ。なんで相手のことを考えないんだよ！」
「俺は常に考えている」
JH「考えてねぇだろ！俺のこともジョンウのことも！母さんもAも！だからいつまでたってもキム財閥に勝てない！」
「…お前はさっきからなんなんだ？ナンバーワンになることがそんなに嫌か？我が財閥が頂点に立つことこそが幸せといえるのに、何がそんなに不満なんだ！」
JH「ふざけんな！！いい加減にしろ！！」
大きな声を出せば、周りにいた人たちみんなビクッとこちらを見た。
俺はAが居てくれるだけでいいんだ。財閥もお金もそんなものすべてどうなってもいい。
Aがいればそれでいい。
JH「俺は頂点に立つことが幸せなんて1度も思ったことない！お前にとっての幸せを俺に押し付けんな！」
「なっ、」
JH「俺は俺のためにAを取り返す。財閥なんてどうでもいい。買収でもなんでもされて全部めちゃくちゃになればいい！」
言い捨てて俺は駐車場に走った。
Aを迎えに行くために。
ごめんA、こんな情けない俺をどうか許して欲しい。今迎えに行くから、もう少しだけ待ってて。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 939人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どりぃ(プロフ) - アラムさん» ありがとうございます！ジュンギュにこんだけ一途に愛されたいですよね(╥﹏╥) (5月6日 5時) (
レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
アラム(プロフ) - 良すぎます（ ｉ _ ｉ ）ジュンギュのこういう感じ似合います（ ｉ _ ｉ ） (3月31日 8時) (レス) @page14 id: a54bdcc06c (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 😢🥺🥰 (3月26日 12時) (レス) @page14 id: 825bc8586a (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - りーさん» ドキドキして貰えて嬉しいです💞ありがとうございます！続きだしました！ (3月25日 22時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ジニさん» ありがとうございます！！うわああ嬉しすぎます😭😭本当にお待たせしてしまい申し訳ありません😭これからも頑張ります！！ (3月25日 22時) (レス) @page14 id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：どりぃ
| 作成日時：2024年2月20日 19時
