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「！ お父さん！」
事前打ち合わせが始まって30分ほど経った時、廊下でお父さんとバッタリ会った。
周りをキョロキョロと見渡してジフンさんがいないことを確認し、久しぶりのお父さんに抱きつく。
「やぁA、私に顔も見せないで働いてたのかい？」
「ごめんなさい、色々あって」
「相変わらず頑張り屋だな」
「お父さんこそなんだか疲れた顔してない？また最近も仕事詰め？」
「しょうがないよ。決算報告が近いからどこの財閥も今は大忙しだ」
相変わらず優しいお父さんの顔に心から安心する。
離れていたのはたった1週間だと言うのに、こんなにも恋しく感じるのだからやっぱり実家はすごい。
「ジョンファン達は事前打ち合わせ中？」
「うん。でもあと20分でお義父さまがいらっしゃるわ」
「そうか。じゃあ私はお迎えの準備をしてくるよ」
「うん」
去っていくお父さんに手を振って、私もお義父さま達を出迎える準備をし、事前打ち合わせ中の3人にこのことを伝えるために会議室の扉をノックした。
「失礼します」
JW「Aさん？あ、そろそろ父さんが着く時間？」
「うん。向こうの会議室の方は準備が整ってるから、終わり次第そっちに部屋を移動してね」
SJ「じゃあもうひと通り話は済んだし移動しましょう」
JW「Aさんお茶ありがと〜美味しかった〜」
「ほんと？よかった」
ガタッと席を立つ2人。
そんな中ジフンさんがなかなか動かなくて、どうしたんだろうと思えばいきなりティーカップを持って私に近づいてくる。
え？え？なに？と混乱する私。
またダメ出しを食らうのだろうか。また彼の役に立てなかったのだろうか。
JH「おい」
「っ、は、はい、」
JH「これ」
「すみませっ………え？」
JH「チッ、邪魔」
ティーカップを渡され、いつも通り舌打ちをしてグイ、と体をどかされる。
いつも通りのジフンさん。いつも通りの怖い顔。
…なのにティーカップは空だった。
今まで半分も飲んでくれたことは無かったのに。ましてや空になるなんて絶対にありえなかったのに。
「……っ、」
のんでくれた。不味いと言われなかった。
本当に良かったと心から思えて少し脱力する。
少し、ほんの少しだけ、彼に認めてもらえたみたいだった。ここにいてもいいと言われてるみたいで嬉しかった。
「頑張ってよかった……」
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どりぃ(プロフ) - りりちゃんさん» 可愛いだけじゃない闇ギュもいいですよね！今更ながら更新しましたので、お時間ある時に覗いて見てください！ (2月20日 19時) (
レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - minachanloveさん» 大好きと言っていただけて本当に嬉しいです😭今更ながら更新しましたので、またお時間あるときに覗いて見てください！ (2月20日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - メロンパンさん» 何回も何回も読み直していただけて本当に嬉しいです！今更ながら更新しましたので、またお時間ある際に覗いて見てください！ (2月20日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ジニさん» ありがとうございます！情けないジフンもたまにはいいですよね(*^^*) (2月20日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - mama_miruku_さん» そう言っていただけて本当に本当に嬉しいです🥲今更ながら更新再開しましたので、またお時間ある際に覗いて見てください！ (2月20日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どりぃ
| 作成日時：2022年2月2日 10時
