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SJ「ヌナ！！」
JW「Aさん！」
会議室の前でみんなが出てくるのを待機していると、一目散に飛び出してきたジョンファンとジョンウくん。
チラチラとお義父さまのことを気にしつつ「腕大丈夫なの！？」「動かせますか？生活に支障は無いですか！？」と心配してくれる。
ジョンファンなんてもう涙目だ。
「う、うん大丈夫だよ、気にしないで」
SJ「気にするよ！女の子がこんな傷作って…」
JW「父さんのせいで本当にごめんなさい…！」
「い、いいのいいの！私が勝手にしたことだから」
JW「でも……！」
JH「おい」
頭を下げるジョンウくんと私の手を掴んで離さないジョンファンの影からスっとジフンさんが出てきて、何か言いたげな顔で私を見つめた。
でもその顔はいつもみたいに怖くて思わず目を逸らす。
JH「腕出せ」
「？は、はい……」
JH「……」
突然そんなことを言われて何をされるのかとビクビク腕を出すと、怪我した部分を優しく撫でてくれた。
「痛むか」と聞かれて驚きつつも首を小さく縦に振ると彼は「…ごめん」と言って腕を離し、そのまま玄関に向かってしまった。
その後ろ姿をポカンと見守る私たち3人。
JW「……ヒョ、ヒョンったらいつの間にAさんに優しい言葉言えるようになったんだ……」
SJ「…ジフンさん今頃どんなアホ面だろうな」
「……なっ、なんで急にあんなに優しく……」
SJ「ごめんねヌナ、気にしないであげて」
感心するジョンウくんと嘲笑うジョンファン。
私はただただ驚きでいっぱいだった。
あんなに怖くて冷たかったジフンさんがいきなりこんなふうに心配してくださったことが嬉しくもあり、恥ずかしくもあった。
それに、彼が私に触れてくれたこと、私と話してくれたこと、全部が嬉しくて心がくすぐったかった。
…わたし、少しだけだけどジフンさんに近づけたかな。
「……ふふっ、」
SJ「ヌナ？なんで笑ってるの？」
「ちょっとだけ嬉しくて」
SJ「ジフンさんのこと？」
「うん」
私を見て不思議そうに首を傾げるジョンファン。
ニヤける口元を抑えて腕の痣を見つめる。
彼の婚約者として、秘書として、もし私が成長できているのなら、このアザも私にとっては勲章だ。
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どりぃ(プロフ) - りりちゃんさん» 可愛いだけじゃない闇ギュもいいですよね！今更ながら更新しましたので、お時間ある時に覗いて見てください！ (2月20日 19時) (
レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - minachanloveさん» 大好きと言っていただけて本当に嬉しいです😭今更ながら更新しましたので、またお時間あるときに覗いて見てください！ (2月20日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - メロンパンさん» 何回も何回も読み直していただけて本当に嬉しいです！今更ながら更新しましたので、またお時間ある際に覗いて見てください！ (2月20日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ジニさん» ありがとうございます！情けないジフンもたまにはいいですよね(*^^*) (2月20日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - mama_miruku_さん» そう言っていただけて本当に本当に嬉しいです🥲今更ながら更新再開しましたので、またお時間ある際に覗いて見てください！ (2月20日 19時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どりぃ
| 作成日時：2022年2月2日 10時
