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「離してジョンウ」
JW「嫌だ。もっとやらしいことしたい」
「ほんと最低……」
最低な発言と共に首に顔を埋めてキスをする。
お腹に回された手の動きが優しくて、思わず身を任せたくなる。
JW「本当に俺はAちゃんのこと騙してない。本当に好き。本当に好きだから、やらしいこともしたい」
「……やだ、ほんときもい、離れて」
JW「でもAちゃん好きでしょ?キスされるの」
「わっ!」
クルリと向きを変えられて、あっという間にまた机の上に押し倒された。
どうやら私の怒りは全くとどいてないようで、ジョンウは胸元にキスをしながら、上目遣いで私のことを見つめてくる。
JW「イヤイヤ言う割には本気で抵抗しないじゃん」
「ちがっ……私はジョンウのことも考えて……!」
JW「嫌なことされても抵抗出来ないくらいには、俺のこと好きってこと?」
「なんでそうなんの!?」
自分の都合のいいことばかり並べるからイラッとして。
ジョンウがこれ以上近づいてこないように、彼の顔を手で抑える。
だけどジョンウはその手すらも絡めとって、キスをして、愛しそうな顔で私を見つめて。
こんなの、嫌でもドキドキしてしまう。
JW「良かったんでしょ?体にキスされるの」
「なんにも良くない、離れて」
JW「嘘、キスされるの好きって顔してる」
「バカじゃないの!んっ……!」
私の意見なんか聞きもせずにまた身体中にキスし始める。
グイ、と私の右足を上げて、太ももに顔を寄せる。
「やっ、スカート……!」
JW「肌白いねぇ」
「ほんと変態……!な、なんでこんな格好……!」
机の上に押し倒された体制のまま、右足を持ち上げられてそのままスカートがめくれてしまいそう。
彼にとってそんなのどうでもいいのか、また噛み付くように足にキスをする。
「も、この体制嫌だ……!」
JW「なんで?恥ずかしい?」
「……、」
恥ずかしいって言ったら、またこの行動がヒートアップするに決まってる。
ジョンウは王子様なんかじゃない。
人の嫌がることばっかりしてくる、とんでもない『隠れサディスト』なんだから。
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うちゅちゅちゅじぇひょくん - コメント失礼します!今まで見たtreasureの妄想の中で一位になるくらい面白いです笑キャラも最高だし、ところどころのツッコミ?とか主人公の性格も面白いし似てるというかとにかく最高です!応援してます! (6月18日 16時) (レス) @page45 id: 30883e7dee (このIDを非表示/違反報告)
にょっぱ(プロフ) - 大車輪に毎回吹き出しちゃいます。素敵な作品を掲載して頂いてありがとうございます!これからも応援しています♡ (6月11日 23時) (レス) @page26 id: 3902eee54d (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - じぇさん» 書き手再開しました。お待たせしました。また自分のペースでちまちま更新していきますm(_ _)m (2023年5月2日 16時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - ?.さん» ありがとうございます。また自分のペースでちまちま更新していきますm(_ _)m (2023年5月2日 16時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - 千春さん» 大変お待たせしました。またちまちま更新していきますm(_ _)m (2023年5月2日 16時) (レス) id: 3103c196aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どりぃ | 作成日時:2021年11月14日 10時