お願い、私に関わらないで

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JW「お腹空いたな〜」

「お菓子食べる？私チョコビ持ってるよ」

JW「いいの？」




よっぽどお腹が空いたのかさっきからそれしか言わないジョンウに、今朝ジュンギュから貰ったチョコビを渡す。

嬉しそうに「ありがとう」と笑う姿だけみたらカッコイイし確かに王子様なんだけどなぁ……




JW「？これもう箱空いてる」

「え、ほんと？」

JW「中身は普通だ。…………ん？」

「ジョンウ？」




箱の中身を見て固まるジョンウ。

「ねぇどうしたの」と肩を叩くと、その手を掴まれる。




「へっ？」

JW「…Aちゃん、もしかして誘ってる？」

「は？」

JW「これ」

「…………はあああ！！？」




中から出てきたのはチョコビ。

そしてそれに付属しているシール……ではなく、ピンク色のコン ドームだった。

ここは教室なのに手に取ってニヤニヤ笑うジョンウからそれを奪い取り必死に隠す。




「なっ、なによこれ！！」

JW「新しい誘い方だねぇ」

「違う！！私じゃなくてこれはジュンギュが！！」

JW「言い訳しなくても俺はいつでもいいよ？」

「ち、違うんだってばあ！！！」




誰かに見れないように握りつぶすけど、今までこんなもの持ったことがなくて、ぶにゅ？っとした感覚が気持ち悪い。

どれだけ言い訳してもジョンウは聞く耳を持たない。




JW「どういうプレイが好き？」

「なんでそんな話になるのよ！！ほんとに違うからこれは！！」

JW「別にそれを使わなくたって俺も持ってるよ」

「出すな！！！」




ゴソゴソとバックを漁るジョンウの頭を叩く。

こんな奴より頭が悪い自分が嫌だ。




「キ、キムジュンギュぅ！！絶対許さないんだから！！」

JW「遊ばれてるねぇ」

「うるさい黙れ！」

JW「怖い」




おかしいと思ったんだ。

あのジュンギュが親切心だけでお菓子をくれるわけない。昨日ゴムを渡されたばかりなのになんで学ばなかったんだ私！




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