お願い、私に関わらないで

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「球技大会は2週間後、男女別でバレーとバスケに別れる。どっちをするかはお前らに任せたぞ」

JE「あ、じゃあ僕司会します」




ホームルームで2週間後の球技大会について決めることになった。

委員長のジェヒョクが司会をして、副委員長のジュンギュが書記をする。




JE「みんなどっちがいいか言ってって〜」




私はどっちでも良かったから少ないほうに手を挙げた。どうせ大車輪は補欠だ。




SJ「Aちゃんバスケ得意なの？」

「ううん。どうせ出ないだろうし少ない方にって思って」

SJ「え、でもうちの学校は全員強制参加だよ？」

「え？」




嘘だ、そんなの聞いてない。

それなら走らないバレーがいいと思ってバッと黒板を見上げるけど、既にメンバーが決まってしまった。

今更変えて欲しいなんてとてもじゃないけど言えない。




「わ、私バスケなんてできたこと一度もない……」

SJ「ボールついて投げるだけだよ」

「私とジョンファンの体の作りは違うんだよ？私の体は必死に手足を動かしても思うようにはいかないの」




運動できない人の気持ちは運動できない人にしか分からない。

ちょっと皮肉を込めると「ごめんって」と笑われた。

それすらも可愛い。本当に笑顔が可愛い。




SJ「俺が放課後教えてあげようか」

「え、い、いいよ。勉強の時間奪っちゃうし…」

SJ「じゃあ奪っちゃう分は昼休み教えて？Aちゃん数学得意なんでしょ？」

「ええ……」




むしろジョンファンと放課後2人きりでバスケなんてしちゃっていいんですか？なんのご褒美ですか？

というかジョンファンもTREASUREの1人なんだよね。

……私、殺されない？




SJ「決まりね。お昼休みハルトに呼ばれても行かないでね」

「う、うん、」

SJ「近くにいないと守れないから」




サラッととんでもなくカッコイイことを言うジョンファンに私はもうメロメロだった。

顔も良くて優しくて男らしくてオマケに金持ち。

こんな完璧な人いる？いいや、いない。


もう私ジョンファンと付き合いたい。




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